適材適所
冒頭の画像は私の左手の親指です。初めて会う人に見せると驚かれるくらい後ろに反るんです。
ちなみに右手で写真を撮っているから映っていないのですが、右手親指も同様に反っています。力を入れているわけでもなく、これがデフォルト。普通に親指をまっすぐ立てようとする方が力が入ります(苦笑)。
「どんな訓練をしたの?」「折れてるんじゃないの?」とか言われますが、生まれた時からこれなんだよなぁ。そしてとどめは「気持ち悪い」と言われるのが関の山。確かに、改めて写真に撮ってみると不気味。
なので、たいていこの技(?)を披露するときは「気持ち悪すぎて逆にすごくない!?」と自虐を交えてお話しすることになるんです。
悩むほどではなかったものの、「変に曲がる」というだけで何かに役に立つわけでもない、何の自慢にもならない私の小さな自慢でした。
ところが、こんな指をめっちゃ褒めてくれた人がいます。褒めるどころか、「羨ましい!」とまで言われてびっくり。
それがいま習っているお琴の先生。
「すごい反り指で羨ましい! 弦が押さえやすいのよ!」
そう、この指は「反り指」といって、お琴(お箏)を弾く人にはとても羨ましがられる特性なんですって。これまで生きてきて全くそんな風に思われたことがなかったので、こちらも喜んでいいのやらなんやら。
つまりいま私はお琴を習っているわけです。
いま我が子が自分の指を見て「指が短くてかっこ悪い、もっと長い指が良かったのに」と言っています。「ママから見たら可愛い指だよ」と言ってあげてるのですけど、なかなか伝わりません。短い指を「羨ましい」と思う人だって身近にいるはず。適材適所、いいところに落ち着くとよいのですけど。
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