2024年全国大学ラグビー決勝戦。まさに感動の嵐!スポーツって素晴らしい!
2024年1月13日(土)
まさに今日、全国大学ラグビー選手権を見に行ってきました。
実際にラグビー自体を見に行くのは初めてだったのですが、
親友に誘われ
「何か新しい気付きに繋がるかもしれない…!」と
勇気を出して新しいことにチャレンジしてみました。
※帝京側を応援していました🚩
■ラグビーについて(自分用メモ)
・ラグビーのルール
ボールをもって相手陣地の一番先までたどり着く!
ついたらキックが出来て、ゴールしたら得点!
ルールは思った以上にシンプルでした。
ここからがちょっと面白いと感じたことなのですが、
実はラグビーは背番号とポジションが紐づいていて、ちゃんと意味がある
ということ。
大谷翔平がドジャーズ移籍により17番の背番号を譲ってもらい、
代わりにポルシェをプレゼントした、なんていうニュースもありましたね。
野球やサッカー、バレー、バスケなど多くのスポーツは
自分の好きな背番号を選べるようですが、ラグビーは違うようです。
・ポジションと背番号の意味・役割・特性
これには本当に驚きだった…!
各ポジションの役割、特色などを調べて覚えれば
「あ、この選手はここが強みなのか!」とすぐわかるからこそ面白い!
「この選手はこういうシーンで活躍するのか!」ということが分かりやすく、観ている側もとても応援しやすいと思いました。
■前半~帝京のスタートダッシュ~
まず、前半2分30秒で帝京側がトライからのシュートで初得点!
パス回しで颯爽と現れたウイングに回し、そのままタックルを躱し鮮やかにトライ!
試合初期にスムーズに点数に繋がり、このままの流れでバンバン得点取れそうかもと思っていたら、
その後は帝京側がアーリーエンゲージやノックオン、オフサイドなど反則が連発してしまい、明治ボールのシーンが多数。
これには隣の明治ファンの方は
「いや帝京、さすがに反則しすぎだろ!」
「汚いプレーするな!!」
とアツくなっていました。汗
プレーの雲行きが怪しく、なんだかソワソワ…帝京頑張れ…!と応援していたけど、
反則→相手ボール→ディフェンスで持ち直す→反則→相手ボール…
という繰り返しで、なかなかどちらも点が決まらずにゲームは硬直状態に。
そんな状況で迎えた前半20分。
2回目の雷鳴と粉雪より、まさかの一時中断。
帝京側も3連覇したいと思う気持ちがあり、空回りしている感があったので
正直一時中断して良かった、とホッとしてました。
スポーツ観戦、油断できないからドキドキしすぎて心臓に悪い!笑
■異例の長時間中断
その後はいつ再開するかわからなかったこともあり、
せっかくなので国立競技場を探検することに。
ラグビーだからか厳つめだったり、ガタイが良かったりする観客が多く
こういうのも現地で見る楽しさなのか~と堪能していました。
楽しみ方がちょっと違うかもしれないけど、トレイの綺麗さもチェック。笑
さすがは国立競技場、とてもきれいでビックリ。
こんな変な楽しみ方をしながら3週ぐらいブラブラ歩きながら時間をつぶしてたら、
結局56分という異例の長時間中断になっていました。
ちょっとはここで焦りすぎている流れや雰囲気がリセットされると良いな~と思っていたので、
試合続行直前も選手たちがどうモチベーションセットしてくるのかとドキドキ。
■前半~試合再開・明治の逆襲~
雷鳴が止まり、試合開始。
再開して間もなく前半25分でモール(組み合い)からの帝京側の押し込み!どんどん押していき、最後は後ろからボールだけサッと抜いてトライ。
ここ本当に凄かったな~、帝京フォワードのパワーがスゴイ!押し込み強さ!!
ササっと綺麗に決まって感動。
ここからは流れが少し変わり、前半35分・38分に明治が連続トライ。
海老澤琥珀君のタックルを交わしていきトライするところは凄かった!
まさに刀のように切り込んでいくようなイメージで、鮮やかだった。
まだ一年生のなのにあの鋭さはスゴイ!
帝京にパワーではなく、パスやランで抜いてトライを取る、という戦略だったように思えたのですが、
本当に素早いパス回しとパワフルなラン!!
帝京14-明治12。僅差のまま後半戦に。
決勝戦、アツすぎない?という展開に。
■後半~大雪の中での応援合戦~
後半になると、まさかの粉雪が。しかもスゴイ量。
いやもうこれ、降りすぎじゃない?もはや何かの演出?
と勘違いするぐらいの雪の量で…
帝京側の反則が少なくなり、少しずつギアが嚙み合い始めたような気がしてけど、やっぱりボールが滑るのかノックオン多発。
前半はほとんどなかった明治側のペナルティにより帝京がキックを選択し、少しずつ点差を広げていく状況に。
徐々に選手も疲弊していく中、特に帝京2番キャプテンの江良君が何度も足を伸ばしす姿が見受けられました。
足痛そうだな…大丈夫かな…と思っていたら、後半37分にまさかのトライ!
試合後に調べてみたら、やっぱり足攣っていたみたいで。しかも両足。
キャプテンの意地というか、覚悟だったのかなと思うとめちゃくちゃにアツい…!
その後は交代されてしまい、少しの笑顔を見せた後、最後までプレーしたい!という想いからの涙が…、、ここちょっと切なかったな、、
あとは後半スクラムシーン。明治エリアに攻め込んでいる帝京サイド。
どこからともなく応援の波が広がり…
気付けば会場中が明治の大合唱。
それに呼応するように
あっという間に応援合戦が始まりました。
どちらのチームも勝ちたい!という気持ちから
誰かが発した一言がきっかけで
会場中を一気に包み込む声援と伝達する想い。
この一体感は言葉に表せないのですが、
凄くアツい時間でした。
その後は選手交代で互いに戦力を補強していくものの、
34-15で帝京大学が3連覇、12度目の優勝を飾りました。
■大事にしたいこと:チームワークと一生懸命さ
・帝京大学:江良颯主将の言葉から…チームワーク
140名もの部員がいて、試合に出れるのは20名ほど。
1割ぐらいの選手しか、自分の力を試合で発揮することが出来ない。
だけど、それでも今日試合に出た選手たちが活躍できたのは、
出れなかった部員の想いを受け継いだり、サポートしてくれていたからだと、本当にありがとうと、
この言葉がその想いを心に響かせてくれた。
15人だけでは駄目だったんだと。本当に140人で戦っていたんだ、と。
そう思えるぐらい、全員の気持ちが一つになっていたのだと感じました。
まさに感動の嵐!
『ONE HEART/ワンハート』
昨年打ち出した今年度の帝京大学のスローガン。
コロナが世界を覆い尽くし始めた2020年4月に入学し、ラグビーはもちろん、学生生活にも多大な影響を受け続けた世代のため、
同じ学年の仲間ですら関係性は希薄だった。
そこで新チームが立ち上がる昨年3月、心を一つにする、という意味で決めたコンセプト。
試合後にお互い抱き合う姿。表彰式後に控え選手と喜び合う姿。
まさに全員の心が一つになっていた瞬間だったと思う。
心を通わせ、みんなで一つのことを成し遂げる。
この素晴らしさを大事にしたい。
・観客からの『廣瀬コール』…一生懸命さ
最後の表彰式では明治大学主将の廣瀬雄也君がなんとか上を向いて
一生懸命涙をこらえていました。
創部100周年だからこそ優勝で飾りたいという想いを掲げて今日まで頑張ってきたんだ、という想いを感じていたら…
次々に投げかけられる、想いのこもった言葉たち。
本当に多くの人たちに応援されてきただけではなく、
周りも一生懸命熱心に応援してきたからこそ出てきた言葉だった。
頑張っている人達が輝いていることはもちろんのこと、
応援している人たちもそれ以上にキラキラしていて、
この言葉の温かさが心に響いた。
テレビでは見れない「生の声」を聴ける特権。
お金では買うことが出来ない大事なシーンが見れて良かった。
いつだって一生懸命に生きている姿は素敵なんだと、改めて思わせてくれた。
これはほんとに泣けました…。
今までの水泳経験では誰かと喜び合うシーンはなかったからこそ、
やっぱり誰かと喜び合えるチームスポーツがしたい。
スポーツじゃなくとも、仕事でも個人での数値を競う営業職じゃなくて
もっとよりチームワークが活かせる何かがしたい。
水泳は早ければ20数秒で競技が終わってしまうスポーツだったからこそ、
ラグビーやサッカーは長時間仲間と一緒に戦うスポーツをしたい。
80分もの長い時間、チームメンバーと励ましあいながら勝利に向かって進めていく両チームの姿は、
本を読んだり勉強をしたりするだけでは学べないことを教えてくれた気がした。
一人では成し遂げられないからこそ、価値がある。
まさに心が動いた時間だった。
感動とはこういうことだったのか。と思えた時間だった。
両チーム、感動を本当にありがとう!
スポーツって素晴らしい!