6月初旬の各種ラベンダーの育ちっぷりをお知らせ!
こんちはこんちは!
晴れの日が続いておそらく滞ることなく順調に生育を続けているみたいです!
※あ、ヘッダーの開花したラベンダーは本来の時期からズレて育っているバイオレットメモリー(L.angustifolia 'VioletMemory')です。
ハウス内(温室)で苗に仕立てられ、花芽がついた状態でホームセンターに棚上げされるので、本来のラベンダー生育時期より早めに育っていますbb
おちおち過ごしているうちにラベンダーの新芽もどんどん育ち、今日よく見てみればほとんどの品種の頂芽に花芽が形成されてました!わーい\(^o^)/
あと1ヶ月しないうちにそれぞれ品種ごとの花穂がみられるかな〜と思いを馳せつつ、新緑にまみれる今のラベンダー花壇をご紹介します!
1.全景/3号濃紫ラベンダーたち
手前の花芽がわんさかでモッサリと育っているのが花壇3号機の3号濃紫(L.angustifolia 'No.3 Noushi')ラベンダー!
北海道の早咲き系・典型品種です。シーズン最速で紫色の花穂を立ち上げます。
開花させずに収穫→乾燥/ドライ化させるので、お天気がこのまま続けば収穫まで残り2週間程度とみていますbb
①雨が少なければ香りの強いラベンダーに
②雨が多ければ香りはややマイルド、やや背の高いラベンダーに
に仕上がるとみていますbb
生産量低減の懸念。
→花壇3号機は野ネズミの食害に全く遭わなかった花壇。
対して←花壇2号機のラベンダーは重度の食害を受けた花壇。
なので見た目このように葉っぱの量がだいぶ違っています。
今シーズンで右3号機のように樹勢は回復しなさそうですが、幸い根元からの元気な再生(新芽展開)がみられるので追々復活していくでしょう!
2.ブルーマウンテン(L.angustifolia 'Blue Mountain')
花壇5号機に植わっているブルーマウンテン(L.angustifolia 'Blue Mountain')です。
イングリッシュ系とも呼ばれる「コモン系統ラベンダーのなかで最も濃い色の花を咲かせる」と商品説明がなされ、その"花"というのは蕾(ポプリ)でなのか、花びら色(開花後)なのか疑問に思い購入した品種です。
⤴︎の記事を書いたほど去年は苗木段階でぜーんぜん大きくなってくれなかったコモン系統ブルーマウンテンですが、2年目の新芽展開で正真正銘の花芽をつけてくれてます!
去年はどうなることやらと心配だったけど、これはよかった!
圧雪でめちゃ横に押し広がって相当デカく育ってますが、本当ボリュームすごいなぁ。。。
●"2年目に花を咲かせるラベンダー"の育ち方って、初年度はとにかく葉っぱと主茎の展開に集中し、翌年に前年伸ばした主茎の脇芽からどんどんと花芽を伸ばしてくるように観察できます。
図でいうと1年目成長部位の深緑からは花芽は出ず、新緑の2年目成長部位が花芽になる感じです。
同様にブルーマウンテンの花芽はほとんどが主茎のわき芽から伸びてきてるのが観察できてますbb
3.スコティッシュコテージ(L.x intermedia 'Scottish Cottage')
樹形がコンパクトで日本の湿潤気候により適応してるとされる、コンパクトに育つラバンジン系統のスコティッシュコテージです。
"スコットランド"の名を冠しているので言うまでもない英国生まれの品種なのでしょう。
商品解説にあった通り、ラバンジン系の中でも割と健気に育っています。
見えづらいですがこの子も花芽を立ち上げていたので載せてみました!
しかしラバンジンの花穂はなかなか長いので、ラベンダーらしくなるにはコモンよりもまだ先かもしれません…!
上のブルーマウンテンはコモン系統に類されるのですが、割とラバンジン寄りな育ち方をしてますね、、、。葉っぱの匂いも。
4.ボゴング(L.x intermedia 'Bogong')
2株あるうち片方が寒さか高湿度によりダメージを受けてほとんどの枝葉を失ったボゴング(L.x intermedia 'Bogong')くんです。写真はダメージが比較的小さかった方。
ダメージの大きい方も根元から成長をやり直している最中なのですが、マトモだった方は新葉どころか花芽すら出しています。((気が早いなぁ‼︎
ボゴングはラバンジンの中でも最大級に大きくなるとされ、その大きさなんと1m越え!!!(花穂の高さ含め)
しかしウチのボゴングは枝葉だけで30cmほどの樹体ですが、この状態からこの花芽が70cmも伸びるのかぁ?といろいろ疑問。
去年ヒロハラベンダー花穂の急成長っぷりもあったし、遺伝的には不可能ではない。。。
それぞれラベンダーの適正な大きさ踏まえ翌年の成長のこととか考えると、いろいろ積雪前の剪定が間違ってたっぽい。。。
毎年学習に学習ですわ!笑
そしてそして、今日イチの個人的BIGニュースが¥、、、
まさかお前が、、、
いやいやヒロハラベンダー生きとったんかい!!!!!!!
5株中5株とも見事に枯れ再生することなく枯死したと思われていたヒロハラベンダー(L.latifolia)くん。
Lavandula latifoliaはまた別系統で南方系のラベンダーなので、北海道の寒さと雪の量に耐えられず全滅したかと思いきや、なかなかしぶとく生き残っていました!
雪が溶けて1ヶ月ほど、ヒロハラベンダー以外のラベンダーは新芽が出るなりダメージ受けていても復活の兆しが見られたのですがコイツだけは枯れたまんま。
5株全て死亡判定となったので、残る4株はもう引っこ抜かれ更地に。
よりにもよって枯れた枝葉の先端から息を吹き返してました!!!
さぁ引っこ抜いて新しい品種の苗床にするか〜と手をかけたところ、緑色が復活しているのをみっけて急遽観察再開!
いや、本来の生育の仕方じゃないと思いますけど…
奇形ながらもなんだかんだ毎年生き延びてくれればラチオーリアの北限更新の資料になるかもですね!
と、今日のところは以上になります!
載せた品種はまちまちですが、北海道での各種ラベンダーの育ち具合の参考になるんじゃないでしょうか〜
あと1ヶ月ほど待つと順次花が咲き始めるハズなので、続いて花の写真掲載が始まりますよ!乞うご期待を!
P.S.南空知では特に豪雪だった2020-2021年冬ですが、対して札幌の南区はぜーんぜん雪が積もらず、寒風を受けてラベンダー畑がかなりの打撃を受けていた旨のレポートを拝見しました。
いやぁーさほど雪が積もらないとされる札幌ですが、ラベンダー適地というわけでもないんでしょうかね。
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