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北海道オーロラ撮ってきたよ!&近頃のかわいいハーブたち写真とか。

こんちゃこんちゃ。
暑い中蒸留記事を書き進めていて頭が疲れてきたので休憩がてら、昨晩人生初めて撮れた低緯度オーロラ(赤いやつ)の撮り溜めでも放出してみますかね〜!
エフゲニーマエダ、別に植物だけが好きなんじゃなく地質(火山と岩石)天文(宇宙やブラックホールとか)ももれなく好きなんですよ。地味に石や宝石の種類判別に詳しかったりします。
ということあって天文現象のオーロラも無関心ってワケじゃないので撮ってきた次第でっす!

小話ですけど、東京で金環日食が観れた確か2012年?の当日、わざわざ学校遅刻してまで皆既日食撮ってたくらいには宇宙・天文イベントマニアだったりするおいらでっす。
(いくら世紀の天文イベントだろうと遅刻で処理されたのはいい思い出)

●かわいい子たちを先に紹介!

本日先ほどの倉敷ハッカ花壇

8月初旬の雨続きを経てモサモサ具合を一気に増した南方系ハッカ/倉敷ハッカの品種'はくび’ちゃんたち。
遺伝系統的に外国のペパーミント種を交配して収量強化することなく、日本自生種のハッカのみで品種改良している、わりと貴重な純国産血統のハッカなんだそうです。品種「はくび(博美)」
奥2列目はつい最近植えたばかりなのでまだ葉っぱが多くない。

葉っぱがかわいいと大絶賛の倉敷ハッカ

葉っぱがめっちゃかわいくて気に入ってしまった倉敷ハッカたち。

葉っぱが北見ハッカの「ほくと」などに比べて丸っこく縦長なんですよ。
そして葉脈がすっごい整ってていかにも葉っぱです!って印象を抱く美しい葉っぱをしてるんです。
カシワ的に鋸歯(葉っぱフチのギザギザ)も少なめなのかもしれません。

葉っぱの造形美に関しては完全エフゲニーマエダの私的感覚・感想なんですけど。。。

北見ハッカ品種と倉敷ハッカ品種の形態比較!

メントール生産で世界一の座を誇っていた北見ハッカのメントール高収特化品種'ホクト'と、倉敷ハッカの純日本品種'ハクビ'との葉っぱ比較!
しっかり個性が出ていますね!こういう比較がハーブ栽培していていちばん楽しい!

北海道・北見ハッカのホクトは葉っぱがシラカバみたいに"心形"で鋸歯もイカつくギザギザしていてワイルドな印象を抱きますよね。
それもそのはず、北見ハッカは耐病性向上やメントール多収化改良のために確かペパーミントを交配させているはずなんですよ。少なくとも品種の先祖に何度か海外産ミント種の血筋を組み込んでいるハズなのです。

それに比べて純日本種とされる倉敷ハッカは本当に丸っこい印象を持つ葉っぱをしていますよね。かわいいかわいい。香りもホクトに比べて甘いのです!

王冠の装飾のような花のつくり
まるでフルール・ド・リス(フランス王家)のような形状

さてお次はコチラ。すんごい造形ですよね
これ一体なんだと思われますか?

コレ実はアロマテラピー業界でも知られたクラリセージ精油を作るクラリセージの花なんですよ〜!
一応アキギリ属/サルビア(Genus Salvia)の1種でして、園芸品種では星の数ほど存在するセージの1種になります。

ラベンダーと同じシソ科植物なんですが、花の造形がこれまたすごいことすごいこと…花穂の突端がヨーロッパ貴族の王冠や王家紋章のような造形美をしています。採油作物としては申し分ないほど見事な花を咲かるんですね…

花を触った香りはシソっぽさと青っぽさと南仏の香り…!?

クラリセージ花穂の全体像。開花してから1週間くらい経ちますでしょうか。(2年草と聞いてるので来年咲くと思って油断していた)
鉢植えでこじんまりと育てているので南仏の畑に育つクラリセージに比べるとコンパクトに育っています。
が、花の造形はいつ観ても見事。うちのハーブガーデンに育つ植物のなかでも群を抜いて見事なつくりの花だと思います。
採油用&観賞用にクラリセージ栽培を考えてもいいくらい…

いやぁ本当見とれてしまいますね。

本日の白花作物園

試験定植している作物園の本日のようす。
台風が迫っているというのにここ2,3日雨が降らず好天続きで天候に恵まれています。((気温も30℃近くと高いですけどね!

8月初旬の長雨を経て、まずヒソップが樹勢を大きく増した印象。
ラベンダーと同じく雨嫌いと聞いてたんですけど、雨を経てみると大きく育つもんなんですね。

中央列の白花ローズマリーは大きな変化を見せることなく、ジリジリと大きくなっているようす。

奥列のチャイテラエラベンダーは順調に大きくなっているようです。

奥の2号花壇に見えるモサモサのバジルは相変わらず摘心方法がわからず、モリゾーのように葉がモサモサしてきちゃってますね…
頂芽にはいまだ花芽がついていないようなので摘芯のタイミングが読めず。。。

●さていよいよオーロラ撮影編!

晩飯を食べながらTwitterを流し見していたら、この方のツイートが目に入ったんですよ。
前回の5/11~12ほどではないが、久々に大きな磁気嵐=オーロラ発生が夜の日本に見込まれるという新鮮なツイート。

おぉ、そういえば今晩(8/12)は雨降るとか言われてたけど思いのほか夕方も晴天だったよなーとか思いながら外を確認してみるとバッチリ星空!
ということですぐさまカメラと三脚を抱えて街の郊外へオーロラハントドライブに出たのでした!

前回5月の本州でもオーロラが撮れた時は、肉眼で空が赤っぽく染まるの見れたらいいよな〜とか思ってたんですが、低緯度オーロラは薄光すぎてどうやらカメラの長時間露出機能を使わないと捉えられないものだと知り、重い腰を上げずにいたんですよ。

予報があった時間帯20:30頃、とりあえず山あいの田舎道から空を写してみる。
うーん、赤っぽいものは写らない。

低緯度オーロラは北極上空に展開しているので、日本・北海道では水平線近くに見えるものとのこと。
なので水平線が見えやすい平野(畑地帯)のど真ん中らへんに移動してきてとりあえず北の空を写してみる。

宗谷・オホーツク方向に向いて空を撮ってみてるのだけれど、どうにも都市光しか写らない。

美唄市の都市光を避けるスポットに移動してきて再度北の空を写す。
が青黒いまんま。

赤い縁石表示が並ぶあたりに注目…空の色味が何やら…

諦めかけて引きで空を広く撮ったとき、何やら都市の無い方角・画角の左端方向がうーっすらと赤っぽく色づいてるのに気づいたおいら…!
(この時点でオーロラがよく写るカメラ設定を理解していない)

マグレか?と思いつつ赤っぽく写った方角をズームして撮ってみた。
やはり低い空が見慣れない赤紫色にうっすら染まっている。

これはついにきた!!とオーロラの方角を把握!

増毛山地の形が赤く照らし出されるくらいにはしっかり大きく出ているみたいだ…!!!
(まだオーロラ撮影の設定を把握できていない)

▶︎設定をある程度把握して撮影しはじめる

設定のコツを掴み始める
対向車の光があっても空が赤く見えるくらいに低緯度オーロラを捉えられている

写った写った!!と暗闇の中飛んで跳ねてよろこぶおいら!
肉眼では暗い空だがカメラで4秒露出設定と低ISOで撮るとこのように澄んだ夜空に赤紫色が染まって出ているように撮れるみたいだった!

雲の色と違いがわかるくらいには空が赤い!!
これでだいたい21時半くらいの時刻だった。

星空を赤く染めているので確実にオーロラだろう
残念なことに目では直接見えない

(露出?)シャッター時間を10~20秒くらいやISO感度をいじくってみたりなどしてこんな感じで低緯度オーロラを捉えられるように!

オホーツク・宗谷方向だと思ってたら22時ごろのオーロラは留萌方向の空に出ていたよう。

雲の明るさ・白さからしてわかるでしょうが、カメラの長時間シャッター設定を使って初めて空が染まっていることがわかる、とても薄暗い現象のようなんですわ。。。

空がめちゃくちゃうっすらピンクがかっているけど
感動的なわかりやすいオーロラはまもなく撮れなくなってしまった。次回に期待!

ベストなオーロラ撮影スポットにやってはきたんですけれど、オーロラのピークが引っ込んでしまったのと薄雲が閉幕してしまったのでこの日は23時半で撮影終了。
いや〜この橋とオーロラの共演撮りたかったなぁ〜

この日のベスト。
明るさよりも澄んだ星空と少ないブレで赤みを写せたことに美しさ感じた。

【撮影設定】
露出時間:10~20秒 いちおう4秒程度でも写る
F値:4.8~7.1(おいらのレンズの最低値がそれぐらい)
ISO:ナシよりか2500~6000の範囲がどうやらキレイに映る
   高すぎると白ボケする(露出時間により変動)

▶︎オーロラ撮影プロたちの北海道オーロラ


オーロラ天気予報士の片岡龍峰さんTwitter。


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エフゲニーマエダ(平成林業。)
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。