ケーキの甘さが、コーヒーの甘さに負けた日。
儚くも最後のペルー・カフェオルキデア豆在庫分のコーヒー1杯が、過去最高の美味しさだったなんて。。。
そんな感じでここ最近のコーヒー甘さ探求の1章クライマックスを綴れればなぁーと思ってマッス。
■自分好みの1杯とは。
「正直、人それぞれである!」と述べておきます!
"商業主義"においては、一番多くの人に売ることができる商品を志向の一品などと表現したりする。。。
商業主義的な視点・味覚を抜きにして、このnoteを綴るエフゲニーマエダ的な『好みの1杯』要素というと、濃い味コーヒーだった!ということですね。
それは前回記事でも述べていた、味噌ラーメンが好みであればコーヒーも濃い味が好みだった結論というようにね。
ワインとかウイスキーとかアロマオイルとかお茶とか嗜好品の世界って、あまりにクラスタ以内の物品数が多すぎる!
ヘタしたらそれらを生産する人の数、万の数くらいそれぞれジャンルで存在してる!
そんな途方も無い広大な世界から、いかに自分好みを見つけるか?というと、もはや数学処理のような作業になるんですよね。
数値的に味の薄い・濃い、大きい小さいの両極を味わい知ってみて、
それらの両極地から内側、0へ縮めていく作業。。。
行ったり来たりを繰り返していくうちに、そのどこかにHITするハズなんですわ。
前から全く酸味が出ず気に入りキロ買いしていたペルー豆。
本来おいらが求める甘み成分はなかなか感じられなかったものの、今日新たにコーヒーを淹れる手段を変えてみたことによって、ポジティブ的に驚きの側面を知ることができたんですナ!
■味を深めるためのドリップ方法
入れる手段≒方法をいかに変えてみたのか?というと、参考にしたのはこの方法。
昨日Amazon Prime Videoで 「A Film of Coffee」というドキュメンタリーをみたのですよ。(YouTubeはそのシーンのコマーシャル)
その中で伝統的なドリップコーヒーのレジェンドとされる日本人の方がいて。その方の"動きの意味"を自分なりに分解してマネしてみたんです。
この方はネルドリップに5分近く時間をかけている。
藤岡弘さんも点滴ドリップで有名ですが、多分年代的に上と同じ意味。
コーヒーの抽出温度はかなり下がりますが、その分果実味とかそのあたりのコク・甘さが存分に出てくるハズなんですね。
コーヒーに"質量"を感じるようになるはず。
もちろん使うはネルドリッパー(紙ではなく綿布)。
今思えば、昨日まではほんのわずかなコク深さとアロマの増加を狙い、ペーパードリッパーと同じように使っていました。
が、本日からは持ち方を変えます。
せっかくスペシャリティコーヒー(高級豆)を戴いているのだから、丁寧に5分間手持ちで淹れるべき!と。。。
(ドキュメント映画の影響受けすぎですね)
ポットからお湯を落とす位置と速度は一切変えず、ドリップを保持している左手の手首の動きだけで挽き粉への浸透をコントロール。
(挽き粉の量は昨日に続き25グラム!)
200ccほどポタポタと落とし、マグカップへ注ぐ前にはしっかり残り湯でカップを加温。。。
サラシで拭き上げ、"お楽しみ"を注ぐ準備万端。。。
■有終の美を飾ったペルー豆最後のお味
本日のつけ添えは、苦みの立つ深煎りには同じく苦味のあるごまクリームモンブランをチョイス。
苦味と苦味の対比を味わいたかったので、コーヒーよりもまず先にごまクリームを味わってみる。うん!しっかりごまのニガみ!笑
そして抽出に5分以上かけたコーヒーのお味はというと。。。
び っ く り す る ぐ ら い 赤肉メロンな甘み!!!
やりました!ついに驚異の甘みを引き出したんです!
理想とはいきませんが、この豆・カフェオルキデアで味わう過去最高の甘み!!
実を言うと、カップに注ぎ終えた段階で過去感じたことのない甘みを感じていたんです。
しかし甘みの質は、ナッツ類をこんがりベイクドした香りの、その先の甘い香り。。。
その甘さの正体(味)が、赤肉メロンのような高級フルーツの甘さでした!
セーコマで買えるメロンアイスクリームのあれに最も近い味!
これに関して、味覚が本当に壊れたんじゃないかと思いましたが、この濃厚な液体は2口3口と同じ甘みを叩き出すので、間違いない感覚なのだな!と確信いたしました。
(個人的に)大好物のメロンだ!メロンだ!と喜ぶ最中、
一周回って「そういえばコーヒーってフルーツだったよね」と再認識させてくれる体験を得られた。。。
これに関しては本当に美味しくて明らかに語彙力が無くなります!
おいら氏、当時のコメント⤴︎⤴︎
そしてコーヒーの甘みに圧倒されすっかり甘味としての役割を失ったごまクリームモンブラン。君はいったい。。。
■総評!そして発展…
とりあえず本日超丁寧にネルドリップしたコーヒーのお味はというと、、、
とにかく濃厚で赤肉メロンのようなスッキリさもあるフルーツ的甘さ!
でした!!
これからの話ですが、粉を多めに・なおかつネルドリップして温度を抑えたら、コーヒーの確実な甘みが味わえると知ってしまいました。
となると、ライトローストで甘いよ!甘いよ!と宣伝されているエチオピア豆やその他豆でも試してみたくなりますね。
個人的には中煎り段階で若干の酸味を含めつつ甘さの世界をもっと覗いてみたい気がします。
あぁ、こうしてカフェへと通わなくなるんだなぁ。。。とw
しかし次に控えているのは過去味わった甘みの代表格ともいうべきキャラメラードとウエウエテナンゴ。浮気せずしっかりこれら金剛力士らと向き合っていきます。
次に焼く豆が3ヶ月分控えてるけど、また(カフェオルキデア)欲しくなっちゃったな…
(1章おわり)