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一人で訪問行くのたまに怖いな~という話

私は保健師なので、職業柄住民の方の家を訪問したり、病院の受診に同行したりということがあります。もうだいぶ前から中堅ですから、若手に付き添うことはあっても、よっぽどのことがない限り基本は一人で住民の方に会いにいくわけです。
しかし、私が小心者なこともあり、なんか最近「これ危ないんじゃないかな~怖いな~」と思うことがちょこちょこありますのでつらつら書きたいと思います。

密室でのトラブルが怖い

当たり前なんですが、訪問に行ったり受診に同行するケースって基本的に何か困ってるんですよね。病気があったり、お金がなかったり、生活に困っていたり、家族に困っていたり…一方で私のしていることと言えば、本人の困りごとの交通整理であったり対応策を一緒に考えたり…という感じなので(そういう仕事なのですが)、「あなたたちは何もしてくれないですよね」ということを言われたり、場合によっては強く責められたりします。
何もかもこちらで支援することは、その場では良いかもしれませんが、長期的に見ると本人の能力向上には寄与しないため、あまり望ましい対応ではありません。私達の仕事は、ご本人さんが自分でなんとかできるように伴走する仕事なのです。しかし、相手によっては「行政は全然動かない」と思われてしまい、それ積もり積もって「全然動かない!許さん!」と怒りだす人もいます。
怒るタイミングやキレ方も人によってまちまちで、なかなか状況が改善しないような困難なケース対応だと「今日こそ相手が逆上して大変なことになるかもしれない」と不安になってしまうのです。先月会ったときは穏やかだったけど、我慢してるだけかも…とか、大爆発したらどうしよう…とか。大爆発が暴言とかならまだ良くて、誰かしらがケガするとか事件性があるものに発展することだけは避けたいと思っています。

特に受診に同行する場合は、何らかの理由があってご本人が一人で受診できないから行政職員が付き添っているわけなので、その理由が「(病気はあるが)病院に行きたくない」だったりすると毎回毎回ドキドキしてしまうんですよね。いきなりダッシュでどこかにいっちゃったらどうしようとか。まぁそんなに受診が嫌な人はそもそも集合場所に来なかったり居留守を使って家から出てこない場合が多いのですが…

基本的に2人対応にならないかな

人員が全然足りないので無理は言えないのですが、基本的に2人対応にならないかな~と思っています。言った言わないのトラブルもありますし、安全性からみても誰かついてきてほしい事案が多すぎる。
あとケースによっては女性一人での対応が怖い場合もあります。訪問の対象の方だけでなく、その方のご家族の対応が難しい場合もあります。悲しいかな、女性とみると強気に出る方が多いので…男性職員とは言いませんがせめて二人で行くだけでも結構違うので、柔軟に編成できるとありがたいです。 

基本的に訪問は好きなんですが、相手のテリトリーに入るため、自分自身の安全確保をしっかりしないとと年々思うようになりました。訪看さんとかヘルパーさんとかいろいろな訪問事業所さんがそのあたりどうやって対応されているのかも気になります。調べてみようかな。調べてわかったことがあればまた更新したいと思います。

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