☕️デロンギ 全自動エスプレッソマシン - 修理(EAM1200SJ) -
タイトル以上の内容はありませんので、必要な方のみお読み下さい。
但し、以下の機種も同じ抽出ユニットでしたら参考になるかも知れません。
※ 本文の内容と同様のことをされても責任は取れませんので、自己責任でお願いします。
故障の症状
症状は、豆も挽かれ給水タンクからも水は吸い上げられているのに、珈琲は抽出口から出なくなり、下のトレイの中に溜まっていく状況です。
数ヶ月前から、豆カスもカス受けに入らないことがあったり、出来上がった珈琲の濃度にバラつきがあったりと異変はありました。
修理を頼もうとメーカーのホームページを見ると、古い機種ですので修理対象外になっていました。そうなると、買い替えかDIYしかありません。
故障の原因
調べると、抽出ユニットとゼネレーターのOリングが原因のようです。となりますと、ゼネレーターのOリングは個人で交換する部品ですし、抽出ユニットに関しても本体の電気系統とは関係ないので危険なこともなく、チャレンジしました。
Oリングの撤去
・抽出ユニット
これが抽出ユニットです。
下画像内左下のピストン部分に目的のOリングが2本付いています。
下画像にまで分解するには、抽出ユニット下部に付いている矢印のストッパーを外す必要があります。要領がわかれば、数分で下画像のようになります。
・ゼネレーター
修理するべきか悩みながら何度もマシンを動かしているうちに、ゼネレーターの矢印箇所に付いていたOリングが切れてしまいました。その程度で切れるぐらいですので、相当ゴムは劣化していたのだと思います。
Oリングの発注
早速、デロンギのホームページへ飛びます。
「消耗品・アクセサリー」から「全自動コーヒー/エスプレッソメーカー」へと進んでいけば、下記画像のゼネレーターOリングにたどり着きます。
しかし、抽出ユニット内のOリングは販売されていません。そうなりますと、抽出ユニットをオンラインショップで買うしかありません。取説に載っていた別売品の箇所には5,000円(税込、送料別)と表示されていまので、結構な値上げですね。
そこで、抽出ユニットピストン部分から外した2本のOリングを見たところ、切れたゼネレーターのOリングと材質は同じです。測ってもオンラインショップに表示されている4.5cmで間違いないようです。使い古したOリングを綺麗な円にして測ればもう少し大きいのでしょうが、その分は劣化して伸びていると考えました。
加えて、マシンの仕組みを考えると、抽出ユニット内のピストン部分とゼネレーターは径が同じで無ければならず、必然的に両Oリングのサイズは同じと判断できます。
以上のことから、自信を持って3本注文しました。
商品合計660円に送料550円で合計1,210円です。これで直らなくても、あきらめがつく出費です。
Oリングは、注文して二日で届きました。
新しいのと比べてみましたが、同じものでした。やや古いほうが大きいのですが、劣化し伸びているでしょうから問題無いと思います。
組み立て
3本のOリングを元のように取り付けて、完成です。
修理完成
スイッチを入れると、ちゃんと珈琲が出てきます。
何杯飲んでも珈琲の濃さに量も一定で、私の珈琲時間がやっと戻ってきました。
最後に
今回、画像は載せていませんが抽出ユニットを全て分解し掃除までしました。やはり、各部品とも豆カスと油で汚れが酷かったです。もし、Oリングを替えただけで使っていけば、将来的に汚れによる抽出ユニットの故障も考えられます。
その点を踏まえ、抽出ユニットのOリング交換で症状が改善した場合、そのまま使い続けずに抽出ユニットを買い替えた方が良いと思います。
また、豆は油のでない浅煎りを使用するのが、マシンを長持ちさせるコツかも知れませんね。
・・・カープファンです(笑)
追記(2021.8.26)
上記記事の一週間後です。
珈琲の抽出は問題ないのですが、カスが湿気ているように思え、抽出ユニットピストン箇所上部の銀色フィルターを外して裏面の清掃を再度試みました。
前回は裏面の茶色に汚れていた箇所をスポンジでこすっただけでしたが、今回は重曹を溶かした水を沸騰させ、その中で30分ほど煮詰めました。下記画像の様に、表面と同じ状態に。たぶん、購入時と同じ状態にまで綺麗になったと思います。
せっかくですので、ピストン部を外してOリングに自宅にあったワセリンを塗りました。デロンギオンラインショップで販売しているグリースが良いのでしょうが、以下のようにデロンギホームページに書かれていましたので、ワセリンで代用です。
追記(2022.7.14)
結局、買い替えました。
約1年程度、延命できましたので良しとします。
<了>