
いれのろの醤油焼きそば
「人参のいれのろ」と言う料理を知っているだろうか?
人気料理研究家である山本ゆりさんが、中学生の娘さんが手作りしている美しいお弁当を少しディスりながら時々紹介しているのだが、その定番メニューが「いれのろ」である。
毎日のように入れることから、山本ゆりさんが「入れんと呪われるやつ」と言う意味で、「いれのろ」と呼ばれるようになったのが名前の由来である。
「塩で炒めただけのにんじん」などと言われているが、簡単で彩りになって作り置きもきくのなら最高だ。
そう思って再現しようとした人たちが、「詳しいレシピ」を聞くために殺到したようで、ついに山本ゆりさんがレシピ化してくれた。
【いれのろ】入れな呪われるんかと思われるほどお弁当に毎回入れてる塩で炒めただけのにんじん
— 山本ゆり(syunkon レンジは600W) (@syunkon0507) December 10, 2024
シンプルすぎて逆にどう作れば美味しくなるかわからんという方もいたので、分量、火加減、時間などちゃんと割り出してみました
ポイント
・油けちらない
・あまり触らない
・水を加えない
・気長に
です pic.twitter.com/kP0jh48ZOp
①にんじん1本(150g)は細切りにする(皮はいけそうなら残し、口に残りそうなら剥く)
②フライパンにこめ油かサラダ油大1を入れ弱〜中火で熱し、①を全体に広げ、塩ふたつまみをふる
③2分ほど触らず焼き(その間に別のおかず作ってます)、混ぜてまた2分ほど放置、最後は1〜2分好みの歯応えまで炒める
うん。シンプルだ。
塩ひとつまみ0.9gという説を採用しているので、ふたつまみは1.8gである。
さっそく作ってみた。
人参150gの千切りが意外と手間である。
彩りからすれば白胡麻を振りたかったが、なかったので黒ゴマを振った。

人参の甘みがしっかり出ていて、とても美味しいので、150gくらいペロリと行けそうで、作り置きにしたければ、人参を刻むのは器具が欲しいところだ。
ともあれ次はこれを何か料理に使えないかと思い、以前テレビで見て作ってみた「醤油焼きそば」の人参を「いれのろ」にしてみた。
あらかじめ作っておいた「いれのろ」を最後にあえる。

レシピに沿って作っただけでもとても美味しいのだけれど、今回はいれのろが味のアクセントになって、とても美味しい。