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#推し短歌 サザン45周年ライブ

 
茅ヶ崎野球場でのサザン45周年ライブに行ってきた。サザンがデビューしたころ、私は片田舎に住む(今も別の田舎に住んでるが)高校1年生だった。あれから45年・・・45年!!
ピカピカの女子高生だった私は、どこから見ても立派なおばさんを過ぎ、今やばあさんの入口の60歳となってしまった。改めてこんなにも長い間日本のトップに居続けるサザンてスゴイと思う。
45年間、私の人生にはいつもサザンの歌があった。そんなサザンへの推し短歌。

軽やかに鍵盤叩く原坊のイントロきらめく「希望の轍」

「希望の轍」の「轍」という字を読めるようになったのはこの曲のおかげ。この曲の何が良いかって、原坊のピアノのイントロが良いのだ。原坊の指が軽やかにイントロを奏で始めると「キタ〜ッ」と一瞬にして会場のボルテージが上がった。


胸の前で手を握りしめ いかつめのおじさん聴いてる「真夏の果実」


私が死んだら葬式で「真夏の果実」を流してほしいと息子に頼んでいるほど「真夏の果実」が好きである。この曲を聴く時は自然と手を胸の前でお祈りの形に組んでしまうのだが、今回、斜め前の座席にいたいかついおじさんが、まさに私と同じポーズでこの歌を聴いていたのだ。改めてこの曲の凄さを感じてしまった。


最後なる「エーッッリイィ〜」の前の息継ぎを我らも息を止めて見つめる

デビュー当時、「コミックバンド」などと言われていたサザンの名を一気に高めた名曲「いとしのエリー」。最後の「エーッッリイィ〜」の前に桑田さんが間をとって息継ぎをしたのと同時に私も会場も息を止めていた。サザンと一緒に歌っているような瞬間だった。


ミスブランニューデイ聴けば身体が動き出す学生時代と同じリズムで

「ミスブランニューデイ」が流行っていた当時、私は大学生だった。その頃ライブのチケットは発売日に並べば取れたから、金はないけど暇だけはあった私と友人たちはチケット発売の前日の夜からチケット売り場に並んだ。おかげでかなり前の列の座席をゲットすることができた。並んだ夜の情景(寒かったな〜とかお腹すいてたな〜とか楽しかったな〜とか)と、この曲のイントロが当時のライブ会場で始まった時の歓喜を今でも思い出す。

「来いやー!」と桑田が叫べば茅ヶ崎の球場ウオーっと鳴りて応える

アンコールの最後は「勝手にシンドバッド」だった。コールandレスポンスの時に桑田さんが「茅ヶ崎もっと来いやー!」と叫び、それに応えて野球場全体が鳴った。

ここ数年、コロナやら色々なことがあり、私事では父が亡くなり、定年を迎え、それら様々なことを全部まとめての45周年ライブだったと思う。
50周年まで、また頑張ろう!と思えた。

#推し短歌 #サザン#サザン45周年#茅ヶ崎ライブ


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