マタニティヨガ(オンラインレッスン)をはじめます!
妊娠12週以降、ドクターから運動をすすめられる妊婦さん。
赤ちゃんのために頑張ろうと一念発起して、妊娠スポーツを始める妊婦さんが取り組むうちのひとつがマタニティヨガです。
妊娠経験がないヨガインストラクターYoga Siesta Kazuhaが
マタニティヨガインストラクターの資格取得の際に得た知識をもとに
マタニティヨガをどのように考え、どんな目的でレッスンを開講するのかについてお話しします。
1. セルフケアを学ぶラストチャンス
妊娠・出産は、日々目まぐるしく心身が変化する命がけの営みであることは周知の事実ですよね。
特に産後すぐは、24時間体制で子どもの面倒を看る必要がある。
一方で、出産を乗り越えて生き延びたお母さんの身体はボロボロ。
そんなことはお構いなしに身体は、妊娠前の状態に戻ろうと凄まじいスピードで変化していきます。
本来であれば、ボロボロになったお母さんの身体を24時間体制で労わる必要があるはずですが、そうもいかないのが現実。
赤ちゃんが育ち大人と同じ生活時間で寝起きするようになっても、お母さんは子育てに追われつづけます。手が離れるのは早くて十数年後。
十数年間は、自分の身体や心をケアする時間は後回し。
そんなお母さんたちが私のまわりには何人もいます。
2022年9月のYoga Siesta開講時に同世代(30代)のお母さんたちに声をかけて返ってきた言葉は「今は子どもの面倒で精一杯だからヨガはできない」でした。
分刻みの予定を調整し、子どもを看る人を確保してまでセルフケアする術を身につける時間を確保できないのが現状なのです。
子育てに入る前に自分を労わる術を知っていれば、手が空くほんの一瞬でもセルフケアをして心と身体の回復ができるのです。
つまり、妊娠期間中がセルフケアの術を身につけるラストチャンスになるのです。
2. マタニティヨガの目的
なぜマタニティヨガをするのか。
最大の目的は「体力維持」です。
胎盤が完成してくる妊娠12週頃までは、安静が必要です。
一方で出産は非常に体力を消耗することなので、運動をして体力を維持していくことが求められます。
また、身体的な面だけでなく「心の平静を保つ」こともとても重要だと考えています。ホルモンの影響によって、妊娠中・出産・産後では平静を保つことが難しくなるといわれています。
そのため、妊娠・出産に関するノウハウ本にはリラックス法が数多く紹介されています。
総じてマタニティヨガの目的は、体力維持と心の安定です。
ただ正直なところ、これが目的であれば「ヨガ」でなくてもいいですね。
3. マタニティヨガでできること
赤ちゃんの発育や日常生活に支障をきたすような症状が出れば、それは病気となります。その場合は、ドクターに治療してもらったり妊娠期間中でも服用できる漢方等を処方してもらうことになる。
一方で毎日変化する身体と心、それによって感じる不調を受け止め適宜対処するのは自分自身となります。
病気ではないが調子が悪い。
妊娠前まで多忙な日々を過ごしてきた人にとっては、不調を感じることが実は難しかったりします。
頑張り屋さんほど自分の調子を感じる力が失われている(麻痺している)ともいえます。
この頑張り屋さんが妊婦さんになった時に、何をするのか。
”これまで通りに”無理をする、頑張りすぎるのです。
でも今までと決定的に違うのは、もうひとつの命が共存しているということ。
頑張りすぎることで、赤ちゃんや赤ちゃんの発育環境にしわ寄せがくる。
その状況を自覚しないといけないのですが、自分の調子を感じる力が麻痺しているから気づけない。
規則正しくストレスのない生活を妊娠前からしてきた人を除き、
何よりも最初にやるべきは
日々自分の身体と心の調子を看ていくことです。
いつもという基準がなくなるほどに変わりゆく心と身体の調子を看て
ようやく労わったり整えたり力を養ったりする、いわゆる妊娠スポーツやリラックス法に取り組めるのです。
マタニティヨガは、心と身体の調子を看るという自分や赤ちゃんと向き合う練習ができます。
これにより、定期健診の場面で適切にドクターへ心身の状態を伝えることができますし、違和感を覚えて素早く対処することも可能になりまよね。
4. 他の妊娠スポーツにはないヨガのよさを体感しませんか?
Yoga Siestaのマタニティヨガでは、
心と身体の調子を看ながら妊娠期間中・出産・産後を見すえて不調の改善や体力維持、リラックスに向けてヨガを練習します。
産後、ヨガレッスンから離れることを想定し、ヨガでできるセルフケア法(ポーズ・呼吸法等)をお伝えします。
日々変わる調子に合わせて無理なくレッスンを受けられるように、
予約不要・途中入退室可能のオンラインレッスンとなります。
お待ちしています!
オンラインヨガチケットはこちらからお求めくださいね↓↓
参考文献
産婦人科部会. 妊婦スポーツの安全管理基準.
https://www.rinspo.jp/files/proposal_11-1.pdf (参照 2023-02-16)