「あなたの性格は変えられる」 心屋仁之助
「僕は、「自信」とは「失うもの」だと思っています。ということは、もともと「ある」もの。
でも、誰かに何かを言われたり、誰かと比べたりして「失った」んです。そう、「失った」んだから、「取り戻せ」ばいいんです。」
「あなたの性格は変えられる」 心屋仁之助
心屋仁之助さんは心理カウンセラーとしての講演活動で、たくさんの人との出会いがあるそうです。
その中で、驚いたことがありました。
自分だけかと思っていましたが、世の中には自信がない、不安だ、と感じている人が多いのですね。
う~ん、結構あてはまってるのがあるかな?
とくに他人の顔色は常に伺ってしまいますね。
これらに当てはまるのは、自分に自信が持てないからなのでしょう。
失敗するんじゃないかとか、バカにされるんじゃないかと、びくびく、不安や恐怖を感じるのです。
人は恐怖や不安に包まれていると、いかに失敗しないようにするかとか、怒られないようにとかを考えるようになるそうです。
他人という軸を外し、自分を軸にすること。
自分がダメなんだと思ったとき、「ダメなことを認め、今の自分にできることをやろう」そう気づいたとき、心屋さんは逆に自信が出てきたそうなんです。
また
自信は「自分の中にもともとあるものを見つけだすこと」だと語っています。
もともと自分の中にあるものに気づいて、育てる。それが、大切なんですね。
僕はいかに他人のことを気にしすぎて、勝手に悪く思い悩んでいたんだとこの本を読んでよくわかりました。
それは
相手がイライラと不機嫌になっているとき、よく僕は「何か悪い事したかなぁ?」「僕が原因で機嫌が悪いのだろうか?」と不安になることが多かったんです。
心屋さんはこのように語っています。
ああ、なんかスッキリしました。
このように、少し考え方や思い方を変えるだけで気持ちはずいぶん楽になるし、相手の問題なのに、自分が悪いと思い悩んでいたことにも気づかされました。
あと、読んでよかったなと感じたことが、日頃、そうしなければいけないと思えば思うほど、逆の方に作用していたことです。
どういうことかと言いますと
たとえば「お客さんがこなきゃダメだ」と言ったとき
こういう場合は、「○○してもいい」と言うほうがいいのだそうです。
「お客さんがこなくてもいい」(きてもいい)「そうなってもいい」と、許可することで、「そうなってもいいし、ならなくてもいい」と、「自分で選ぶ」ことができるようになるのです。
そうすると、否定イメージの呪縛から解放されます。
「○○してもいい」
「失敗してもいい!」 (成功してもいい!)
なんですね。
今自分に自信がなくて、
思い悩んでいるあなたへ。
心のサプリメントとして、いかがですか。
【出典】
「あなたの性格は変えられる」 心屋仁之助 中経出版
いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。それだけで十分ありがたいです。