「人間はここまで強くなれる」 謝世輝
「トラブルは幸福が変装した仮の姿だ」
「人間はここまで強くなれる」 謝世輝
はやく目標を達成し、はやく成功させる方法とは
人は願いがあると、今すぐにでも叶えたいと思いますよね。
この本は、成功した人たちの体験談などを織り交ぜながら『成功の秘訣』がすごい説得力で迫ってきます。(※ナポレオン・ヒル、ロバート・シュラー、ジョセフ・マーフィー等)
その『成功の秘訣』とは
潜在意識『心の深層』に願望をうまくインプットできた場合に、あなたの願望は叶えられるというのです。
顕在意識(表層意識)とか潜在意識って、聞いたことがありませんか?
理性や知覚は『意識する心』表層意識と呼ばれていて、人間の心の20%しか占めていません。人間の心の80%を占めているのが潜在意識です。
『心の深層』潜在意識は、普段意識していない事、習慣や癖なども入るようですが、なんと心の80%もあるんですね。
物事がうまくいかない原因は、80%を占めてる心の中が「マイナスイメージ」でいっぱいになっているそうです。
ですので
目標を達成できるのだとプラスのイメージで深く信じるならば、必ずそのようになるというのです。
子どもは素直な気持ちを持っていますが、大人はなかなか素直になれないところがありますよね?
「そう世の中はうまくいかないよ」とか「できそうにもないなぁ」といった抵抗心が働くからなんですね。
この本では、潜在意識に願望や想念を強くインプットすると、願いが叶うという法則が何度もくり返し書いてあります。
その法則をうまく利用すれば、絶対に願いが叶うと!
その具体例として『願望』をきざみつける生活のヒントというものがありました。要するに潜在意識に願望を強くインプットしやすい方法です。
①メモ
本の中の心打つことばに印をつけて、それを手帳などに書き写す。「想念」として強力で強い気持ちで心を込めて書くようにするといいそうです。
②紙をはりつける
自分の目標・願望を紙に書いて貼りつけ、それを眺めることが想念を高めるのに有効。
目標・願望の書き方は、「富」「成功」「目標月収100万円」のように肯定的なつよい調子の言葉が重要。
「貧乏から脱却する」というような消極的な言葉は使わない方がいいみたいですよ。
③寝ている間に運勢を好転させる
人は寝ると100%潜在意識なのだそうです。ですから寝る直前に自分の願望を潜在意識へインプットすることが大切です。
寝る前の5~10分前の「祈り」や「瞑想」は効果がとてもあるそうですよ。
④聞く、自己暗示
信念を強める言葉や自分の目標を録音して、それを聞く習慣をつけるとあなたの潜在意識を少しづつ変えていくことができるそうです。
⑤心の映画法
たとえばあなたがパリに旅行したいのなら、パリのカフェでコーヒーを飲んでる姿を想像したり、スポーツカーが欲しいのなら実際にそれを運転している姿を思い浮べてみましょう。
つまりあなたが監督、シナリオライター、主演、すべてを演じるのが心の映画法です。(素敵な演出をしましょう!まちがっても悲劇のヒーロー・ヒロインだけはダメですよ。)
すべての言葉や説明に説得力があり、「願望は必ず実現できる!」と謝さんは語っています。
自分自身がくじけそうになったり、不安なときは、この言葉を何度も読みたいと思いました。
この本を読んで、今まで読んだ本の内容が相乗効果になると思いましたし、純粋で真剣な強い気持ちが、現状を変えていくのだと思いました。
良い言葉や感謝の念は、自分の心の中の潜在意識にとても良い形でインプットでき、それが願望実現につながるのだと確信しました。
【出典】
「人間はここまで強くなれる」 謝世輝 三笠書房