お風呂上がりの魔法、夫の手で髪が乾く
美容室や友人たちとのふとした会話で「うちは毎晩、夫に髪の毛を乾かしてもらっている」と言うと驚かれます。
まぁたしかに一般的ではないか…と思いつつ
結婚して3年目、新婚時代からのルーティンなのでいかに恵まれているか忘れていました(笑)
ドライヤー嫌いなわたしは万年ショートヘア
幼少期から夫と出会うまでずーっとショートヘア。
学生のときはバスケットをしていたし、社会人になるとホテル業だったので髪を結ぶ時間を短縮するためにショートカットを維持。
髪の長さが肩を超えたことはなかったんです。
しかしある時に夫が「スーちゃんは髪の毛長い方が僕はすきっ!」とこぼしまして…。
「ほな毎晩、乾かしてくれるなら伸ばしてもいいよ」という交換条件のもと今は肩をゆうに超えました。
女性の髪にすら触れたことがなかった夫
うちの夫はド!がつく理系育ち、学校も会社も過ごした環境のほとんどが男性社会。
わたしと出会うまで女性とお付き合いをした経験もほとんど無いに等しく、"
髪を乾かす"任務が始まった頃はそれはそれは不慣れでした(笑)
ただとても愛情深い人なので、妻の髪をきれいに保ってあげたい使命感にかられ、日に日に上達していきます。
少しずつタスクが増えていく
最初はドライヤーできれいに乾かすことからスタート。
少し経つとドライヤー前にヘアオイルでケアをするというタスクが増え、最近では仕上げにヘアクリームで保湿をするまでこなします。
ヘアオイル、ヘアクリームは同じメーカーのもの。
見た目も瓜二つなのに間違えることなく区別つくようにもなりました。
気がつけば頼んでもいないのにヘアブラシのメンテナンスを始めたり(笑)
そんな生活が3年弱続くと今では「なくてはならない癒しの時間」になるんです。
愛情たっぷりの手に安心感を抱く
ただ作業としてロボットのように淡々とこなすことは一切せず、ていねいに優しくいつも髪をケアしてくれている夫。
「スーちゃん本当に髪の毛伸びたね」
「あ、1本白髪あったから抜くね!」
「今日もサラサラになってよかったねえ」
この髪の毛を乾かしてもらっている時間は、わたしたち夫婦にとって欠かせないコミュニケーションの空間。
愛情たっぷりの手に、今日も愛されて幸せだな…と安心感を抱きながら一緒に寝床につける、言葉にできない幸せ。
小さな幸せの積み重ねで日常が潤う
幸福って、日常の中にある小さな幸せの積み重ねだと思うんですよ。
お互いの心と心が通った愛情のあるコミュニケーションってお金では買えない。
ささいなことだし、1日24時間ある中のほんの数分だけれど、その数分の積み重ねがこれからの夫婦関係につながる気がしています。
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