ブロガーが取材をするときの準備・気を付けること【裏話】
先月末にフェアトレード専門会社様よりお声がけいただき、取材に行きました。
この取材は日程調整~当日取材、記事執筆まで全て1人で行ったこともあり、私自身の中でも忘れられない経験となりました。
ということで、上記のような方に向けて感想と気をつけたことなどを書き留めておきます。
取材に至った経緯
今回の取材が実現したのは、去年わたしがレビュー記事として書いたこちらの記事が広報の方の目に留まったから。
直々にご連絡をいただき、今後プレスリリースのときはお声がけいただく形でご縁となりました。
ブログを運営していると、いろいろと商品紹介をすることがあり、けっこうその企業の社長様や広報の方が見てくださいます。
直接メールをいただくことも多いので、かれこれ3年ほどブロガーを続けている原動力ですね。
取材までの準備編
ここからは取材経験がない、もしくは浅い人向けにどのような準備をしたか備忘録かねてシェアします。
①日程調整
まずは先方とメールで日程調整を行いました。
なるべく相手様の都合にあわせるが吉、いくつかご希望の日時を伺い調整していきます。
またコミュニケーションコストは低い方がいいので、少ないメールの中でスムーズに決まるよう配慮しました。
②名刺作成
ブロガーとして活動の幅を増やしていきたい場合、名刺は必須です。
わたしもこれを機に名刺をリニューアルしました。
Canvaを使って自分でデザインすれば50枚、1,800円ぐらいで作れます。
最低限、このあたりを意識すればいいのではないでしょうか。
※現在のSNSアイコンは冬仕様なので名刺と相違があり
③カメラマン手配&打ち合わせ
取材としてアポをとって伺う以上、個人的にはカメラマンを手配した方がいいでしょう。
実際やってみて思うのが、インタビューをしながら写真撮影は無理ですね。
あくまでも先方のお話を引き出すことに集中しなければ、良い記事は書けません。
また取材慣れしているカメラマンに依頼すると、商品撮影、インタビュイーの立ち位置など提案してくれます。
わたしは今回、友人のツテで紹介をしてもらいましたが、ネットで検索するといろいろなマッチングサイトがあるそう。
カメラマンの目星がついたらミーティングで打ち合わせをし、見積書をもらって当日を迎えます。
④原稿構成案(インタビュー内容)
そして1番大切なポイントがここ。
原稿の構成案しかり、インタビュー内容を考えるところでおおよそクオリティが決まります。
いつもブログ記事を書くときと思考は同じ。
ですが、取材となるとやはり先方の想いありきなので、あくまでも私たちは代弁をする影の立役者でなければいけません。
「この企業は、今回のリリースに際して誰にどんな想いを伝えたいだろう?」と意識をして構成案を組んでいきましょう。
ワンポイントアドバイス:煮詰まったらChat GPTを頼るのもあり。
⑤前日にリマインドメール
準備もろもろができたら、前日に取材先とカメラマンへリマインドメールを流しましょう。
当日までに下見へ行ける距離であれば、行ってもいいと思います。
取材当日編
ここからは取材当日の流れです。
①カメラマンと30分前に合流&店舗確認
初対面のカメラマンとのアイスブレイクも兼ねて早めに集合しました。
カメラ機材の準備もあるようなので、30分前ぐらいが目安でいいでしょう。
合流したら店舗の位置を確認し、最終の打ち合わせをします。
店内のレイアウトなど目視で確認することで、より取材のイメージが湧く。
②取材開始(自己紹介・流れ・ボイスレコーダー)
さて、いよいよ取材開始。
担当の方と合流をしたらまずは自己紹介と名刺交換をし、インタビューの流れを説明します。
そして1番しなくてはいけないことが、ボイスレコーダーの確認です。
取材にあたって、プロの方は基本的にレコードをしないようですが、必要に応じてする場合、必ず録音の許可を取りましょう。
ボイスレコーダーのデメリットは相手が身構えてしまうこと。
なのでわたしは許可を取った上で、ノートの間に挟んで見えないようにし、心理的ハードルに配慮をしました。
③取材中に意識すること
わたしが伺ったのは雑貨屋さんです。
まずは楽しんでいただけるよう、会話の振り方や合いの手、傾聴の姿勢をかなり意識しました。
言葉に詰まっていたり、言語化に苦しんでいらっしゃる場面はこちらが代わりに言語化をして「〇〇ということですよね、わかります」とフォロー入れるなど。
気持ちよく、リラックスした状態で話していただける雰囲気作りをすれば、安心していろいろとお話を伺えます。
間違っても「尋問」にならないよう注意しましょう。
④お礼と今後のスケジュール
取材が終わったら、お礼と今後のスケジュールを共有します。
リリース前に先方確認が必要なので、いつ頃に第一次納品ができるかを決めておきましょう。
執筆からリリース編
取材が終わったら執筆~リリースへ向けて奮闘します。
①インタビュー記事のロールモデルを見つける
SEO上位で上げたいキーワード検索や、類似しているキーワードで検索をかけてインタビュー記事のロールモデルを探します。
原稿案構成のところでお話した
②誰に向けて
③何を伝えたいのか
をカバーできている雰囲気のロールモデルを見つけると書きやすいですね。
②執筆開始
ボスレコーダーを元に執筆していきます。
文字お越しを使用してもいいですし、聞き取りタイピングでもOK。
1時間の取材に対し、読み手には3,000文字ぐらいが限界なので、使う部分とそうでない部分を分けて文字に落とし込みます。
③写真選定のコツ
記事がおおむね仕上がると、写真を入れていくフェーズに入りますよね。
今回納品された写真は計60枚ほど。
しかし実際に使用した写真はアイキャッチ入れて9枚なんですよ。
9枚の内、店長様の写真は2枚だけ。
あとは文脈にそった店舗外観や、商品写真を多めに採用しました。
③1次納品~最終リリース
校正かけて記事が仕上がったら先方に1次納品をします。
修正箇所など確認し、リリースするという流れです。
ブロガーが取材記事を書くメリット
ブロガーが自身のメディアで取材記事を書くメリットとして
があるのかな、と個人的に思っています。
しっかりコツコツとブログ運営をしていれば、ちゃんと見てくれている人がいるんですよ。
どこでどう、誰の目に留まるかわからないのがネットの世界です。
趣味ブログから脱出するには、やはりこういった取材記事やPR記事を適度に織り込んでいく必要があるのです。
それが次の仕事に繋がるのでね。
取材記事の相場
もちろん持っているスキルや経験値によってピンキリではありますが、インタビュー記事の相場は1記事30,000円~50,000円と言われています。
専門性が高ければ高いほど、稼げる世界です。
わたしはまだまだ特化した専門性も文章スキルも乏しいので、ここからまた30代へ向けてキャリアを積んでいきたいと思っています。
最後に:ありがとうございました
このnoteを書くにあたって主軸となる記事はメインブログで書いています。
vote for by sisam FAIR TRADE 大阪・くずはモール店様、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。