
本の話 448ページの洋書を読んでみる
2025年1月着手。
12月末、それまで読んでいた本が読み終わり、さて次はどれにしようかと本棚を眺めていた。
この本と目が合った。

『Above the Trenches』
第一次大戦イギリス軍のエース名鑑。
撃墜数5機以上のエースをアルファベット順に並べ、戦歴をまとめてある。
全448ページ。
調べもの用にと購入したのが2021年、実際調べもののときに必要な項目だけを見る事典的な使い方をしてきた。断片的にしか読んでいないので、読書アプリでは未読扱いにしていた。
通読はさすがに無理~と思っていた。

イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・アメリカのエースを網羅した、完璧で詳細な情報、とか書いてある。
何人分、とは書いてないところが逆に怖い(?)。
とにかく、ネットでも簡単にはいかない調べものがこれ一冊で済むので、事典的な使い方だけでも十分役に立っている。

厚さ3.8cm、重さ1.1kg。鈍器な外観に反して、持ち上げると意外と軽い。
ぱらぱらとめくってみる。
第一章はWW1空戦の概要、第二章は中隊ごとの戦歴と第三章の解説。ここまでで47ページ。
残りの約400ページ分が第三章、エースの略歴とスコアのリスト。その途中3か所に写真だけ集めたページ、最後の数ページにデータ集と西部戦線の地図がある。

まとまった文章は第一章だけ。空戦の概要はすでに知っている内容のおさらい、難しくはなさそう。第二章以降は文章とリストが混在。リストはさらっと目を通すだけにすれば。
通読できなくはないかも?と思えてきた。
全448ページ、だけど写真のページを除けば395ページ。
例えば一日1~2ページ読んでいけば一年で読めるのでは??
ということで、一年以内に読み終えることを目標に、1月1日から読み始めた。
気分が乗ったらまとめて読んだり時間が取れなければお休みしたり、自分のペースで読むつもり。
一年間でたった一冊読了を目指すという、なんともゆる~い目標。しかしこの一冊にこだわらず、余力があれば他の本も同時進行で読んでいきたい。
WW1イギリス軍のエースひとりひとりの情報が一冊にまとまっている本というのは、いまのところ他にない。自分が知っているエースはほんの一握り。通読することで何か発見があるかもしれない。楽しみ。
※この記事もどうぞ。