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「ハイブリット」と「存在意義」

父は、サッカー部の顧問で、教師をしている。
昔から仕事人間で、一つのことに没頭して生きてきた。母は、管理栄養士をしていて、統合失調症になって、いま専業主婦をしている。

僕は、昔から不器用で、球技が苦手だった母に似て、サッカーが苦手だった。父に似て、まっすぐ一生懸命で、何事も直向きに頑張った。

父と同じ、新任で教員という仕事について、母と同じ統合失調症になり、今年の4月で退職することになった。両親の人生をハイブリットして生まれたら、僕の人生になるのだろう。

一旦、僕の人生はここで死んだ。これからの道は、自分の手にたくされている。

将来、結婚するつもりはない。ハゲだったり、ワキガ(手術済み)だったり、低身長だったり、心の病気だったり、ハンデが多すぎる。

でも、そんな自分でも、生きるだけで誰かを安心させたり、居場所になるということは知っている。人間は生まれてきた時点で、生きる意味なんてなくても、存在意義があると思う。

だって、生まれた理由には、愛があるから。

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