マルクス『資本論』を読んだふりをする方法
マルクスの『資本論』は一部の読書家にとって憧れの本であり、『カラマーゾフの兄弟』や『失われた時を求めて』らに匹敵する「通読しているとカッコいい本」である。
そのせいか、自身の教養を誇るために『資本論』を通読したふりをする人々がネットには溢れかえっている。
しかし、『資本論』は難解な哲学書などに比べると平易に書かれており、素人向けの解説書も数多くあることから、きちんと通読した人も多く、そういった人から見ると上記のような「知ったかぶり」はすぐに見抜かれてしまう。
本稿では、