意見をして、フィードバックをもらうのが人生
誰しもの人生は尊ばれ、その経験から来る忌憚なき意見は最も価値あるものとして扱われるべきだ。誰かの人生に影響を与えるのは言葉であり、会話であり、意見である。
まずは意見した自分に対し、自分で感謝しよう。あなたはあなたの人生の主人公であり、誰かの人生や既存のシステムに一石を投じることができる。
そうやって誰かの人生に影響を与えたり、また与えられることで、内側にしか向かなかった矢印が外側へも向くようになり、やがて双方向性を得る。
解剖学者の養老孟司先生曰く、文武両道、知行合一とは双方向性の矢印である。まるで呼吸するように、吸っては吐いて、吐いては吸ってを自然に行う。
我々が最も自然に行うインプットとアウトプットこそ呼吸であり、呼吸するように生きるべきである。どちらかが過多では成り立たない。
それを自然から内発的に学び、自分の体の反応から学ぶのが、義務教育に於いて最も重要視される事項であるべきだ。
アドラー心理学の創始者アドラーは、人の悩みはすべて人間関係の悩みであると看破した。また、アドラーは共同体感覚という言葉を使って世界とのつながりを表現した。
誰かが死にたいといったとき、我々ができる最も有効なことは、あなたの人生や生き様が私に与えた影響について語り合うことである。その人の人生が家族や周りの人に与えた影響について考えることである。
お笑いタレントのゴルゴ松本は、"有難う"という漢字について、難が有る人生こそありがたいと言った。無難な人生とは、世界への働きかけが弱い人生である。
また、"吐"という漢字について、"口からプラスとマイナス"と表現し、ここからマイナスを取ると"叶"と語った。叶うには、まず吐く必要がある。
人生は物申してなんぼである。同じぐらい物申されてなんぼである。物申して、何も言われずに嫌われたら、相手には知行合一ができていないだけと思うべきだ。物申されないなら嫌われたっていい。
そこでしっかり意見を言い合える関係が作れる相手を探そう。相手のフィードバックはあなたの力になる。あなたの物申しは相手の力になる。
どうか、あなたに難の有る人生があらんことを。最後に、私の文章についてなにか物申したいことがあればコメント欄にてお待ちしております。