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【WS 2020】感光紙からつくって写真の原理を体験! フォトグラムワークショップ@調布市文化会館たづくり

【フォトグラムワークショップレポート @調布市文化会館たづくり】

「影をつかまえる!-写真の原理をフォトグラムで体験しよう!-」

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去る2020/08/23。調布市文化・コミュニティ振興財団が主催する「ちょうふ市民カレッジ」でフォトグラムのワークショップを開催しました。調布市は映画が盛んな街で、映像の原理を学べる機会をつくりたいとお声がけいただきました。

生憎、雨が心配な天気予報の中、ワークショップ開催中は晴れ間の陽差の下、無事開催しました。小学生1年生から5年生、14名が集まり、感光紙を自分でつくり、持参した大切なものを焼き付け写真の原理を体験しました。

受付で検温をし、グループに分かれ、マスク着用でのワークショップ。

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導入では、持ってきた大切なものの影をOHPを使って「影」としてみてみるワークをしました。

ものを影として改めてみてみる、影を組み合わせることでどの様なイメージが生まれるか、透明なものの影はどの様に写るか、立体的なものは影になるとどの様に写るかを視覚的に確認して、イメージを膨らませていきます。

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次に、5年生の2人に皆が使用する感光液をつくってもらいます。

この場面は化学(理科)の時間です。薬品が溶け水溶液になる変化に興味津々です。

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感光液を画用紙に塗布して感光紙をつくります。薄くムラなく塗ることがポイントです。自分で感光紙からつくることで、写真の原理の根っこの部分を体験できます。

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どのような影が生まれるか。持参した大切なものをジアゾ感光紙で撮影。

現像は熱で行い、じわじわ影が生まれてくるときには歓声が上がります。影が青く残り、独特なイメージが生じます。想像していたイメージとどのように同じで違っていたのかを確認し、次の制作に生かしていきます。

L1007866のコピー
L1007875のコピー

そして本番!自分でつくった感光紙の上に大切なものを太陽光で焼き付け、サイアノタイプをつくります。じわじわ光が当たることで黄色だった感光紙が青色に変わっていきます。目で感光の様子が確認できるのも、この撮影の楽しみの一つです。

いよいよ現像!

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ぼわぁと鮮やかなブルーの影が現れ、思わず「綺麗!」と声があがります。

水の中でゆらり生まれてくる像に、見入ってしまいます。

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出来上がった作品をみんなで見合い、鑑賞の時間。一人ひとりに作品についてインタビューして、今日のワークショップの時間をまとめ、共有しました。

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ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

また貴重な機会を与えていただき、開催までの準備をしてくださった調布市文化・コミュニティ振興財団の村木さん、小川さん、大沼さんに深く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

(Photo.M.Mastushita)


以下、参加者募集時のテキスト。


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●内容
感光紙を1からつくり、カメラを使わずに太陽光で写真を撮ります。 光による感光面の「日焼け」が写真であるという写真の原理を学び、自分の大切にしているものや記憶の品、会場の周りにあるものをモチーフに画面を構成します。 光による影の生まれ方や、感光紙に映像が焼き付く時間を待ちながら作品制作をしましょう。

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感光液を調合し紙に塗り感光紙をつくります


●日程
8/23(日)14:00~16:30 ●会場
文化会館たづくり10階 1002学習室、暗室

申し込みは6/17(水)9:00-の先着順となるようです。

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サイアノタイプは鮮やかな青が魅力的な写真。
思い出の品や記憶の品の影を焼き付けてみよう!


ご参加希望の方は下記までお問い合わせください。

https://www.chofu-culture-community.org/forms/info/info.aspx?info_id=12662

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Shunya.Asami NOTE
⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター

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