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なぜ人は自己受容できないのか?

自己受容とは、良い自分も悪い自分も無条件でOKを出すということ。

どんな自分でも自分の存在(Being)を愛し、OKが出せる状態。

多くの場合、「〇〇ができるから私には価値がある」をやっている。
これはすなわち「〇〇ができない自分には価値がない」の自己否定をしているのと同義。

仕事ができるから、お金があるから、スタイルがいいから、、、、、、

こうした条件付きの肯定をしている限り、自己受容はできないし、自分にOKを出せず、自己否定・自己拒絶し続けるから、一向に幸せになることができない。

では、なぜこの条件付きの肯定をやってしまっているのか?いつの間に、どのように埋め込まれているのか?

大体幼少期の6歳くらいまでにこのビリーフ(信念体系・プログラム)が作られると言われている。
そもそも人間の赤ちゃんは他の哺乳類の中でもかなり未熟な状態で生まれてくる(なぜなら人類が二足歩行になり母親の産道が狭くなったからと言う説)。生まれたての子鹿は生まれてすぐに歩き始めるけど、人間の赤ちゃんは生まれても何にもできない。何もできないので、周囲の大人や親(特に母親)に愛されなければ死んでしまう。
だから身近な大人に愛されるように必死に適応していく。親に愛されるために必死に親の期待に答えるように、親に最適化するように子は育つ。親に愛されないことは即ち死を意味するから。生存戦略だから。

親に愛してもらうために、「私は有能でなければならない」「私は価値がなければならない」「価値がない私は愛されない=死ぬ」が根底にあるので、大人になっても、親だけでなく、社会や周囲の期待に応え、愛されることに必死になることがOSとして刷り込まれている。


じゃぁ、そうしたビリーフ(囚われ)を手放し、自己受容をするためにはどうすれば良いのか?

一番簡単で即効性が高いのは、まずはどんな自分にもOKを出すこと
自己否定するのではなくそのままの自分の状態にOKを出すこと。

「あー、失敗して上司に怒られた」⇨「そんな自分もOK!」
「スイーツ食べちゃった。いつもダイエット続かない」⇨「そんな自分もOK!」

そして、その後に「私はどうしたい?」と自分に問うてみる。
いったん自分にOKを出した後、どうしたいかは再選択ができる。

自己否定から生まれるのはhave toだけど、自分の存在にOKを出した後に自分が本当はどうしたいかは、want to。

「あー、失敗して上司に怒られた」⇨「そんな自分もOK!」⇨「もっと準備して精進しよう」
「スイーツ食べちゃった。いつもダイエット続かない」⇨「そんな自分もOK!」⇨「やっぱり痩せたいので、具体的に〇〇な仕組み化しよう」など・・・

自分の存在(Being)にOKを出した後、自分の能力や現状についてはもっと頑張ろう!となれば良いわけだ。

自己受容とは、自身の存在「Being」に対するOKなのです

もう少しマニアックに、本質的に自己受容を進めていくには、サブパーソナリティの概念やシャドウの扱いなどもあるけど、またそれは改めて書こうと思います。

ひとまず、自己否定ではなく自己受容をするために、自分にOKを出し続けることをやってみてもらえたらと思います。

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