「出社したほうが捗る」の本質は、他者から受け取る五感の情報量にあるのではないか
私の会社では、固定出社日が週2日、それ以外にも自分が出社したい日には出社できるという仕組みが取られています。
リモートワークで自宅からできるに越したことがないという人もいれば、出社したいという人もいるでしょう。
私は後者ですが、その一番の理由は「仕事が捗る」からです。
このように書くと、在宅だと捗らないのかという突っ込みを受けそうなので、書くことを少し躊躇っていたのですが、出社した方が在宅よりもメリットが多いと感じていることは事実として受け止め、そこには何があるのかを整理してみようと思いました。少しメタ的に「なぜ出社したほうが捗るのか」の本質を考えることで、在宅でも仕事が捗る方法を模索できるのではないかと考えたからです。
出社と在宅で1番異なるのは、周囲に自分以外の人がいることです。もう1つ解像度を上げると、そうした他者から受け取る五感で感じ取れる情報量が多い、ということなのではないかと思います。
オフィスで仕事をしていると、社内の他の人がお客様に電話している様子、商談をしている声、社内MTGで話されていること等が耳に入ってきます。
これらの耳に入ってくることで得られる情報量というのは、若手にとっては(特にコロナ世代入社でオフィス出勤が当たり前ではない私にとっては)結構馬鹿にならない学びの量となります。
また、もう1つ大きなポイントが、偶発的な会話からアイデアやインスピレーションが生まれやすい環境であることだと考えます。
自分が悩んでいることをふわっと他人に話してみたときに、自分が持っていなかった別の角度からのアイデアをもらったり、その逆もしかり。極端な話し、相談をした相手がなにもアイデアを持っていなかったとしても、自分が"言葉にして相手に話す"ことで、自分の頭が整理され自己解決できてしまうなんてこともあります。
他にも、周囲が頑張っていることに刺激を受けて自分も頑張ろうと思えたり、余り関わらない部署の人と何気なく雑談することが、組織への所属感を満たしたり、ポジティブな要素は多いと思います。
反対に言うと、リモートワークではいかにこれらの出社のポジティブな要素を補うことができるか、が大事なのではないかと思います。
それではまた。
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