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プライベートヨガスタジオを始めて3年が経ちました

しばらくnoteを書かない間に、2022年が始まりましたね。昨年は、きっと大変な1年だった方もいらっしゃるかと思いますが、どんな一年でも終わりますし、勝手にこうして新しい一年が始まっていきますね。どうせ過行く365日が同じ時間ならば、毎日楽しく過ごしていきたいと思います。皆さんも、今年も良い一年になりますよ、絶対。

そんな昨年の自分ご苦労様でした、ということで、昨年の11月で、僕がプライベートヨガスタジオを始めて3年が経ちました。やっと3年なのか、もう3年なのか、2020年からの世界的大変さのおかげで、なんだか気持ちがよく分からない状態での3年でしたが、石の上ならぬ、ヨガマットの上にも3年居たようです。

今回のnoteは、ヨガインストラクターの方に読んでいただければきっと面白いことが書いてあるかもしれませんし、普段ヨガスタジオに通われている方が読んでもまあまあ面白いかもしれませんし、ヨガとかヨガスタジオとか関係ない方が読んでもほんのちょっぴり面白いかもしれません。

©TF. Yuki Ogawa

3年間プライベートヨガの提供をしてきて

先に数字の話を少ししておきます。今では、月に100クラスのペースでスタジオ営業しておりまして(本当は120クラスのペースがいいなあと思っております)、ヨガインストラクターの方はこのクラス数を見てギョッとされるかもしれません、、、、。分かりますよ、グループレッスンだと月50本以上は体力的にかなり辛いお仕事かと思います…。

グループレッスンとプライベートクラスでは、(お客様がその違いをしっかり感じられるほど)かなり違うヨガクラスの形態なんじゃないかなと実感しています。僕自身は、体力的にも精神的にも辛いと思ったことがなく、そういえば今まで一度もクラスを休講した事がないんですよね。むしろたった3年くらいでは、この仕事の面白さがまだまだ分かっていないくらい、毎日、毎クラスが楽しく、面白いと感じています。

なので、「今までグループでのヨガは受けたことがあるけど、プライベートのヨガクラスって受けたことがないなあ」という方は、是非ともご受講してみてください。きっと面白いですよ。

ちなみに、今年2022年からは少し営業時間が伸びまして、月150クラスのご予約枠を作っています(と言っても、お客様一人ひとりに完全日時指定をしていただくシステムの都合上、予約可能な枠数に比べて、実際の枠数は減ってしまうので、どうかご了承下さい…)。

さて、僕がクラス数にこだわる理由は「クラス数=売上」ではなくて、「クラス数=スタジオ空間の提供機会」だと捉えているからなんですけど、提供機会とは…?どういうこっちゃ…?ということをお話しします。


提供しているのはクラスというよりも…

客単価や集客で売上目標を考えたり、そこから労働時間で時給を考えることは、ヨガのサービスを提供する上で、もちろん大事です(大事なので、弊スタジオでもベースラインを決めております)。

と、「まぁ普通に大事だよね」という数字の話は皆さんのご想像通りでして、ここでお話したいのは、ビジネス上効率が良くないとされるプライベートクラスのみを提供し続けている理由です。

それはもうシンプルに、お客様自身が「自分のこと以外を全く気にしなくていいから」です。

ヨガのグループレッスンに限らず、複数人同時参加型のクラスを受けたことがある方は、「大勢でやるから楽しい」とか「皆がいるから続けられる」とか、自分以外の人がいることによって派生する仲間意識のような、ポジティブでとても良い経験されているんじゃないかなと思います。でも、それと同時に「自分のペースがよく分かんないな…」と思われたことがあるかもしれません。視界に入る他人の動きとか、他人と自分を比べた姿勢とか、そういうことって1回でも気になると、関係ないこととかも含めてブワーっと色んなことが気になってしまいませんか、、、、?

ちょっとヨガっぽいことを言うと、皆さんには「自分のことを観察するため」にヨガをしてほしいという気持ちがあります。だから、他人のいないプライベートクラスがとても都合いいんです。

そして更に砕けて言うと、「自分のこと以外を全く気にしなくていい時間」として、プライベートクラスって良いなと思っています。

©TF. Yuki Ogawa

自分の為の時間をつくるということ

先述した「自分のこと以外を気にしなくていい」って、「グループで受けるよりもプライベートで受けるヨガの方がいいよね」みたいな、レッスンでの“他人””自分”という話ではなくて、普通に生きているだけでも仕事や家事や学業に忙しいじゃないですか。人によっては子育てや介護など、本当に色んな“やるべきこと”に追われていることも少なくないと思うんです。

1日の内に、もっと言えば、1か月の内に1時間だけでも、ご自身のことだけを考える時間を作ってほしいんです。そういう時に、1時間ただボーっとするのもまた良いんですけど、「自分の体とか呼吸って今どうなってるんだろう」と、意識を自分自身に向けながら過ごせるヨガが、心にも体にも良いんじゃないかなと、僕は考えているのです。

もちろん僕はヨガのセラピストなので、「ご来店下さる方のご希望に添えるよう、一人ひとりに合わせて一生懸命にヨガをお伝えするのは当たり前」という前提で聞いていただきたいのですが、皆さんには「ヨガ自体はもう全然頑張らなくていいですよ」とお伝えしたいんですよ。

ポーズの良し悪しは気にしても気にしなくてもいいと思いますし、以前の自分と比べてどれだけ体が柔らかくなったとかも同じですね。「スコアは気にしないけど、ゴルフ場でゴルフするのが楽しい」とか、「味の違いというよりも、回転ずしに行くのが楽しい」とか、そんな感じのノリでヨガスタジオに来ていただきたいんです。

何をしたって訳でもなく(と言っても皆さん多分しっかりとヨガされていると思うんですけど…)、ただヨガスタジオに行っただけでも、「なんだかヨガっぽいことしたなあ」って思うことがありませんか。そうです、もうそれでいいんですよ。

「どんな内容のヨガをしたか」は、後々思い出して頂く程度で良くて、とりあえず「日常の忙しいことを、ちょっと忘れる時間」を作ってもらうのが大事なんじゃないかな、と。”ヨガのプライベートクラス”というサービスを通じて、内容よりもまずはそのような空間を体感していただきたいと思っております。

ということで、「今月は何人の方に、何回分の自分時間をつくってもらえたんだろうか」と、クラス数を振り返ることが多々あります。2022年も、お越しくださる皆さんにとっての良い空間を、多く提供できれば幸いです。もちろん、ヨガも精進いたします。

©TF. Yuki Ogawa

そんな、皆さんに是非ともお越しいただきたいスタジオが移転しました。

より良い空間をご提供できるよう努めますので、新スタジオもどうぞよろしくお願いいたします。

新住所:
横浜市中区山下町112‐3 ポートタワー山下町902

お問合せ:
info@studio-sahana.com

スタジオwebサイト:
こちらよりどうぞ

今回のnoteでも使用させていただいたスタジオ写真は、僕の大好きなオガワユウキ カメラマンに撮っていただきました。

©TF. Yuki Ogawa


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