忙しそうに見えるから、お店で店員に声をかけることができません
いや、正確に言うと声をかけるのを躊躇してしまいます。
これを言うと「めっちゃ意外!」と言われました。でも本当なのです。
たとえば100円ショップ。そんな面積のない店舗であっても取り扱う商品が多すぎて、ほしいものを探すのにいっつも時間がかかります。この間は京都駅の近くにあるイオンモールのダイソーで時間かかりすぎて、あやうく予定してた電車に乗り遅れそうになるほどでした。
そこまでピンチなら、そのへんにいる店員をつかまえて「コーヒーフィルターってどこに置いてますかね?」って聞けばいいのに、と思われるかもしれません。でも僕は店員に声をかけられません。いや、究極にピンチなときは声かけるけど、8割方自力でコーヒーフィルターを探す方向に走ります。
以前立て続けにこんなエントリを投稿しましたが、店員さんにめっちゃくちゃ気をつかう系人間の僕はなるべく店員との接触が少ないお店を使うようにしています。だからお店で誰(店員)にも頼らず自力でできることは自力でなんとかします。その結果同じ売り場を何度もウロウロして「あれー?」と首をかしげ、一歩間違えれば不審者同然の行動になってしまいます。
なんで声をかけるのが難しいのかといえば、単純に店員さんって忙しそうに見えるんですね。
スーパーでポテチを棚に陳列する作業が忙しそうな店員に、すいませんマシュマロってどこの棚にありますか?とか聞くのをどうしても憚ってしまうのです。店員さんの手を止めることになってしまう、もし作業にめちゃ集中してるときに声かけて集中力途切れさせることになってしまったらどうしよう・・・などと思ってしまうわけです。
もちろんそこで「今集中してたのに!」なんて突っ返す店員がいたらクレームものですけど、わりと集中モードで作業してるときに「あの~」なんて聞かれたら、集中力を一から立て直すところからはじめなきゃいけない。その気持ちが痛いほどわかるからこそ、せっせと商品を陳列していたり、台車を押しながら移動している店員に「あれってどこにありますかね??」と声をかけられないのです。
居酒屋やレストランによくある店員呼び出しボタンは普通に押せます。なんなら「すいませ~ん!」と大声を出すことにも躊躇はありません。なぜならそのボタンや大声は「目の前にいる忙しそうな特定の店員」に向けてのものではなく、不特定多数の店員に合図を出しているからです。手が空いている店員さんが来てくれたり呼ぶ分にはまったく葛藤はありません(でも「少々お待ち下さいー」とか言われるとやっちゃった?と思いますが)。
たぶん、このクセは一生治らないのでしょう。売り場をウロウロするぶん時間を無駄にしているのは確かなのですが、なるべく誰かの気に障らず買い物ができればそれでいいや、と思いつつ、今日も僕は広大な100円ショップの売り場で目当てのものを見つけられずに右往左往するのです。
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