時間あるの? やり方覚えているの?
夏もおわり、そろそろ本格的な秋物のお洋服、冬物のお洋服のことが気になり出しました。
仕事用の黒いお洋服はたくさん持っていますので心配ないのですが、仕事を離れている時、簡単に言えば週末デート用の秋冬物のお洋服がありません。
秋冬物の洋服は黒やグレーのものがお店に多く並びます。その中から選ぶと、どうしても仕事の時とあまり気分が変わらず……。
できれば、週末のデートの時は黒い服は避けたいところです。
そんな視点でお店でもネットでもお洋服をみているわけですが、残念ながらなかなか欲しいと思えるものに出会えていません。
それならいっそ、好きなものを作ったらどうかと思ったのです。そんな思いつきで、この週末は大型の手芸店に行ってみました。
実は私は編み物が好きで、大学生の頃、彼にセーターを編んでプレゼントしたことがあります。髪の毛を一緒に編み込んだりするような怖いものではなくて、ちゃんと素敵なものを編んでプレゼントしましたよ。
かなりいい出来栄えだったのだと思います。なんたって、彼はもう1枚作って欲しいとリクエストしてきたくらいなので。
もちろん、リクエスト通りにもう1枚別のデザインのセーターを編んでプレゼントしました。
私の編み物好きは母の影響。小さい頃は母が編んでくれたセーターをよく着ていました。
手芸店で毛糸を見たり、編み物の本を見たりして、結局は本を1冊買って帰ってきました。編み物は久しぶりなので、まずは簡単なものを編んでみようと思っています。今出ている本を見ると、今どきの素敵なデザインのものが沢山あります。見ているだけでウキウキします。
母が使っていた道具と本は随分前から私の手元にあります。ちょっと引っ張り出してきました。道具は揃っていますので、いつでも始められる感じ。
友人に、着たくなるようなセーターが売っていないから自分で編もうと思うと話したところ、「そんな時間あるの?」と笑われてしまいました。
「時間は作るものだからね。大丈夫」と答えておきましたが、そう言われるとちょっと不安に......。
母にその友人に言われたことを話しました。そして、
「久しぶりの編み物でいきなりセーターを編むのは大変そうだから、まずはストールを編もうかな。それなら完成しそうじゃない?」
と言うと、
「そうねぇ、編む時間を作るのも大変そうだけど、まずは作り目をするところからだから、それができるのかしらね」と笑われてしまいました。
たしかに。
セーターとかストールとか言う前に、色々と忘れてしまっていて、作り目できるのか、そんな感じかもしれません。
いや、やっぱり時間の問題か……。
作るもの決めて、毛糸買ってきて、作り目して、編み始める。
ストールやセーターが完成するまでには沢山のステップがあります。
その一つ一つを、冬になる前に終わらせることができるのか。せめて冬の間中に完成させなければ……。
やっぱり作るより、着たいと思えるものを一生懸命探す方が早いかな。
編むのか、買うのか……。
色々と迷いが生じている、秋冬物デート服問題でした。