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記事一覧
僕の好きな漫画18「シグルイ」
佐藤秀峰が影響を受けた漫画、好きな漫画をご紹介する「僕の好きな漫画」第18回目です。今回ご紹介するのは原作:南條範夫・作画山口貴由「シグルイ」です。
月刊漫画誌『チャンピオンRED』に、2003年8月号から2010年9月号まで連載され、単行本は全15巻あります。最近、Kindleを利用するようになって、いろいろな漫画を読むようになったという話はここでも何度かしておりますが、先日、その話を作画スタ
僕の好きな漫画17「いつかティファニーで朝食を」
佐藤秀峰が影響を受けた漫画、好きな漫画をご紹介するコーナー「僕の好きな漫画」第17回目です。今回ご紹介するのはマキヒロチ著「いつかティファニーで朝食を」です。
最近、Kindleを利用するようになって、久しぶりに漫画熱(読むほう)が高まってきたことは、すでに書いておりますが、ついに連載中の作品に手を出してしまいました。作品が話題になっていることはなんとなく知っていて、Kindleで死刑問題を扱っ
僕の好きな漫画16「モリのアサガオ」
佐藤秀峰が影響を受けた漫画、好きな漫画をご紹介する「僕の好きな漫画」第16回目です。今回ご紹介するのは郷田マモラ著「モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語」です。
この作品は2004年から2007年まで漫画アクションに連載され、日本の「死刑制度」をテーマにしています。死刑を執行する側とされる側、残された家族。刑務官や死刑囚、被害者家族の苦悩や葛藤がリアルです。平成19年度度文化庁メディア芸
僕の好きな漫画15「鈴木先生」
佐藤秀峰が影響を受けた漫画、好きな漫画をご紹介する「僕の好きな漫画」第15回目です。今回ご紹介するのは武富健治著「鈴木先生」です。
「鈴木先生」(すずきせんせい)は、武富健治による漫画作品。武富さんの出世作ですね。「漫画アクション」2005年6月7日号より2011年1月18日号まで連載され、単行本は全11巻が刊行されています。2007年、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。その後2011
僕の好きな漫画14「タイガーブックス」
第14回目となりました。今回ご紹介したいのは手塚治虫著「タイガーブックス」です。
手塚治虫さんというと、言わずと知れた「漫画の神様」。僕が今更何か書くこともないのですが、やっぱり好きな作家さんだし、一度は触れたいなぁと。
拙著「ブラックジャックによろしく」は、手塚治虫さんの「ブラック・ジャック」を念頭に置いたタイトルとなっています。連載開始前、担当編集者に「タイトルのどこかに『ブラックジャック
僕の好きな漫画13「漂流教室」
僕が好きな漫画、影響を受けた漫画を紹介するコーナー「僕の好きな漫画」第13回目となりました。今回ご紹介したいのは楳図かずお著「漂流教室」です。
前回、さいとうたかをさんの「サバイバル」をご紹介した際、文中で「時折、漫画界に現れる終末サバイバル作品は、大体、この『サバイバル』と楳図かずおさんの『漂流教室』が原点なのではないでしょうか」と書いたので、今回はこの作品について触れてみようと思った次第です
僕の好きな漫画12「サバイバル」
今回ご紹介するのはさいとう・たかを著「サバイバル」です。
さいとう・たかをさんと言えば、言わずと知れた劇画界の巨匠です。代表作「ゴルゴ13」の主人公「デューク東郷」は、日本人なら知らない人はいないキャラクターと言っていいでしょう。あのぶっといまゆ毛とクールな瞳は一度見たら忘れられません。その過剰で濃すぎる個性ゆえ、幾度となくお笑いやギャグのネタに使われていますよね。
↑この目と眉。
ご本人の
僕の好きな漫画11「銀と金」
この記事は漫画家・佐藤秀峰の好きな漫画、影響を受けた漫画、作家などを紹介するコーナーです。
前回は僕の漫画家としての師匠の高橋ツトムさんの「地雷震」という作品について書きましたが、続く今回はもう1人の師匠、福本伸行さんの作品について触れたいと思います。ご紹介するのは「銀と金」という作品です。
僕が福本さんの職場に就職したのは1996年。20歳の頃でした。当時、連載していた作品は「天 ~天和通り
僕の好きな漫画10「地雷震」
今回は僕が絵を描く上で最も影響を受けた高橋ツトムさんの「地雷震」をご紹介します。
まずはWikiより
「『地雷震』(じらいしん)は、高橋ツトムによる漫画作品。『モーニング』(講談社)1989年20号に読み切り版が掲載された後、『月刊アフタヌーン』(講談社)1992年11月号から2000年1月号にわたり連載された。コミックス全19巻。2003年に文庫版全10巻、2009年に新装版全10巻も発行さ
僕の好きな漫画9「BLUE」
さて、第9回目です。
今回ご紹介するのは山本直樹さんの「BLUE」という作品です。
山本直樹さんと言えば1980年代、90年代を代表するエロ系の作家さんです。
デビュー当初は「山本直樹」名義でストーリー性のある青年漫画を描く一方で、「森山塔」、「塔山森」名義でエロ漫画を描いていました。
しかし、キャリアを積むにつれ徐々にその境目はなくなり、単なるエロ漫画ではない、単なる青年漫画でもない独特のエ
僕の好きな漫画7「AKIRA」
ご無沙汰となりましたシリーズエッセイ第7回目です。
今回ご紹介したいのは大友克洋さんの「AKIRA」です。
いわずと知れた日本SF漫画の金字塔。一時代を築き、数多くのクリエイターに影響を与えた漫画史に残る傑作です。
Wikiによると「超能力による戦闘や超能力のもたらす恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSFコミックであり、緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画
僕の好きな漫画8「宮本から君へ」
佐藤秀峰が好きな漫画を紹介するコーナー8回目。今回ご紹介するのは新井英樹さん著「宮本から君へ」です。
この作品、超大好きです。僕が「漫画家として影響を受けた作品をひとつだけあげろ」と言われたら、迷いなくこの「宮本から君へ」をあげます。
Wikiによる作品の解説は下記の通り。
「大学を卒業して都内の文具メーカー・マルキタの営業マンになった宮本浩は、未熟で、営業スマイルひとつ出来ず、自分が社会で
僕の好きな漫画4「わが指のオーケストラ」
「僕の好きな漫画」第4回目です。
今回取り上げるのは、山本おさむさんの「わが指のオーケストラ」という作品。
連載してたのは確かヤングチャンピオンじゃなかったかな…?僕が高校3年生の時に出会った作品です。生涯を聾教育に捧げた高橋潔さんの生涯を描いた作品で、娘の川淵依子さんの実話エッセイ『指骨』がベースとなっており、大阪市立盲唖学校の教師に赴任した主人公・高橋潔が、耳の不自由な子供たちの教育に情熱
僕の好きな漫画5「スマグラー SMUGGLER」
「僕の好きな漫画」第5回目。今回ご紹介するのは「闇金 ウシジマくん」で有名な真鍋昌平さんの「スマグラー」という作品です。
毎度おなじみWikipedia よりあらすじを引用です。
「役者志望のフリーターの砧涼介は、流されるままの自堕落な生活の果てに借金を作らされ、裏社会の非合法な「運び屋」の仕事をせざるを得なくなった。砧は、上司のジョーや同僚にあたるジジイと共に、中国マフィアが抗争の果てに惨殺