仕事は意味があるから頑張れる
以前、息子(中2)の学校の保護者懇談会に行ってきた時のこと。話題は、「全然勉強をしない」「放っておくと何時間も携帯をいじってる」「勉強しろと言うと親子喧嘩になる」という困りごとについてでした。。。
私は子供に対して頭ごなしに「勉強しなさい」と言うことはしません。だって、意味も分からず勉強しろと言われて勉強したって勉強にならないから。だから自分で勉強しようという気持ちになって動き出すまで本人にまかせてゆっくり待っていました。そうしたら、試験前になると携帯をあずかってくれと言うようになり、試験まで10日しかない、1週間しかないと自分でプレッシャーをかけて頑張るようになりました。どんな心境の変化が起きたのかはまだちゃんと話ができていないけれど、いまのところ我が家では反抗期の息子と喧嘩をすることもなく「勉強する、しない」問題で悩む状況ではありません。
意味もわからず何かを続けるって苦行ですよね?皆さんは仕事の意味を見いだせていますか?お金もらってるから、仕事だから、と言い聞かせながら苦行を続けている人はいませんか?今日は仕事の意味について少し考えてみましょう。
*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。
「しなくちゃ」を「したい」に
『星の王子さま』の著者、サン=テグジュペリの名言のひとつです。木を集めるという作業の意味、それは船を造ることではなく、キラキラと輝く雄大な海へと漕ぎ出すロマンを実現すること。人の心を動かすもの、行動を起こさせるものは、その行動の先にある意味に共感できるかどうかにあります。
意味に共感できる仕事は、「しよう」「したい」とやりがいを感じながら楽しく進められますが、意味が分からない仕事は、お金を稼ぐためだから「しかたない」、仕事だから嫌だけど「しなくちゃ」と後ろ向きな気持ちを持ちながらやることになります。どちらが高いパフォーマンスを発揮し続けられると思いますか?当然前者ですよね。
”なに”をするのか、”どのように”するのか、より”なぜ”するのかが大事
私たちの仕事のひとつひとつにも意味があります。求職者と面接をするという仕事は、”未来を創り、未来に残すという建設業界の仕事の魅力を伝え、新しい世界へ一歩踏み出すための勇気を与えること”にあります。
営業という仕事は、”建設業界が直面している人材課題に寄り添い、未来創造という壮大な仕事を人材面からサポートすること”であり、同時に”採用した技術者たちが未来へ向かって前進し成長するためのステージを用意すること”にあります。
採用すること、契約をとること、売上をあげること、これらは結果としてついてくるものであって、仕事の目的や意味そのものではありません。”なに”をするのか。”どのように”するのか。は理解していても、”なぜ”するのかまで考えないことがあります。その時の仕事に取り組む姿勢は、「しなくちゃ」になっているかもしれません。”なぜ”その仕事をするのか、その仕事の本質的な意味をしっかり理解したうえで取り組むようにしましょう。
リーダーは仕事を割り振るのではなく、仕事の意味を伝えよう
「やりたいことが見つからない」ということを耳にすることがありますが、それはやりたいことが見つからないのではなく、仕事の意味に辿り着けていないのではないかと感じることがあります。どのような仕事にも必ず意味があります。その意味までたどり着いたうえで、そのことに共感することができなければ、それは本当にやりたいことではありません。でも意味に辿り着かずにやりたいことを探し続けていても、永遠に見つかることはないでしょう。
リーダーは仕事を割り振るのではなく、仕事の意味を伝え、希望を与え、楽しさを教えるのが仕事です。仕事の意味がわからないと感じたら、上司に、私に、必ず尋ねるようにしてくださいね。仲間同士で意見交換するのもいいでしょう。日々皆さんが向き合っている仕事は決して楽なものではありません。でも意味に共感できていれば頑張れる!私もリーダーのひとりとして、皆さんが夢と希望をもって仕事ができるように、意味を伝えていきたいと思います。
あとがき
息子の中学の父親サークル、父親聖書研究会が親父の焼き鳥として今年も学園祭に出店。炭おこし、一次焼き、タレづけ、二次焼き、包装とそれぞれシフトが決められ、2日間で1万5000本を販売しました!学園祭をはじめ学校のリアルイベントが徐々に解禁になってきましたね。感染対策もわかるけど、限りある学校生活だから思い切り楽しんでほしい。
この記事に共感しました。論理的に正しいことだとしても、それを押し付けて論破することに意味はない。それより言葉のキャッチボールをしながら対話したり共感したりする方がよっぽど価値があるよね。
小学5年生くらいの男子とお母さんの口論を目撃! お母さんが黙った瞬間「はい論破」と男子は喜んだが…? - Facebook navi[フェイスブックナビ] (f-navigation.jp)
アーキ・ジャパンが運営する建設業界求人情報サイト