ギリシャに行ってきた①ミコノス島編
はじめに
夏休みにギリシャに行ってきました。撮影のために行ったわけではないけど行くからには撮ろう、と腹を括って写真を撮ってきました。そうやって「写真を撮る人」として旅行に行ったのは初めてのことでした。
意図せず、道中はずっと「自分はなぜ写真を撮っているんだろうか」と問い続けることになりました。結論は出ないまま帰国しましたが、撮ろうと決めて撮り切って帰ってこれたと思えたのはポジティブな結論でした。多分、一歩先へ進めた。
この記事群は旅行記としての役割もありますが写真を見てもらうための小さな展示としての役割もあります。プリントをするつもりで、人に見てもらうつもりで撮った写真です。旅行記とともにぜひご覧ください。
まずはミコノス島編からどうぞ。
ミコノス島
カタールでのトランジット1時間を含む約14時間のロングフライトを経て、小高い丘の上にある白亜のホテルになんとか辿り着いたやいなや時差ぼけも気にせず早速街へと繰り出す我々一行、いま思うと元気すぎる。
灰色の石畳と白壁、ときどき現れる猫たち、ブーゲンビリアの間から差し込む光。迷宮というと薄暗くておどろおどろしいイメージですが、このミコノスの街も間違いなく人を魅了して誘い込む白亜の迷宮でした。
ミコノスには3泊し、初日は街を歩き、二日目には南側のビーチに、三日目には初日に行けなかったエリアを散策したり、ホテルのプールで読書をしていました。
旅程
ミコノス1日目 ドーハでのトランジットを経て到着
Oyatsu : Extreme Gyros(Gyros Pita)
Dinner : Baboulus Ouzeri
2日目 Paradise Beach
Lunch : Beach
Oyatsu : Frozen Yogurt
Dinner : M-Eating
3日目 散策
Oyatsu : DaVinci Gelato
Lunch : Sakis(Pita Gyros)
Dinner : Taverna Marco Polo
4日目 フェリーでサントリーニ島へ
写真を撮れば撮るほど、その構図や被写体を選んだ自分の感覚や思考、手癖や感性、蓄積してきたものや直前に見た写真集、そのほか影響を受けてきたあらゆるものが浮き彫りになって、自分自身が裸にされていくような感覚がありました。
自分にしか撮れない写真とはどんな写真だろう?なんて甘いことを考えていましたが、どうやっても自分が撮った写真にしかならない、そこから逃げられないことがよくわかりました。
被写体の新鮮さに頼ろうとしていた浅はかな思惑が初日に吹き飛び、そこからはわりとちゃんと撮れたような気がします。大袈裟ではなく、どうやって世界と向き合うのか、どう向き合っていきたいのか、なにを大切にするのか、そういうことを問い続けた旅でした。
ミコノスは観光地だけあってとても清潔で、滞在していて気分がよかったです。ナイトクラブが多いことから夜もあまり暗くならず人も多いのでずいぶん治安が良さそうでした。のちにわかることですが、今回行った3エリアの中では最も物価が高く、ただその分食事はおいしく、ワインも豊富で、ホテルも清潔で安心感がありました。
②サントリーニ島編へ続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?