モンクレールが全世界から450人の従業員をミラノに招集し、ハッカソンを実施する(らしい)
早速1本目のトピックス。
Moncler to host first ‘hackathon’ – 450 employees from around the world gather in Milan for ideas
モンクレールが、ITからサプライチェーンまで9つのジャンルにおける領域でハッカソンを実施するそうです。テクノロジーを無視してビジネスをグロースできないこの時代に、外部のコンサルタントからの提案だけでなく、具体性があり、もしかしたら緊急性も伴う実体験に基づく内側からのアイディアは実現性だけでなく即効性も期待できます。
例えばアメリカの小売大手Gapは、全店舗の店長/マネージャークラスとリアルタイムに情報交換ができるインカムを携帯しており、わかりやすいところだと在庫確認などのカスタマーサービスに対応することができます。この仕組みは IT導入とサプライチェーンの連携におけるハシリのように見えますし、さらなる発展が期待できます。
ちなみにGoogle検索で「ファッション ハッカソン」と検索すると、1つ目に出てきたのが、ハースト婦人画報社が企画した2016年に実施した「THE FASHION HACK TOKYO」でした。
悲しい哉、2つ目に上がったFashionsnap.comの記事にある2014年に上記第1回を開催したという記事を見てみると、その中にあるリンクが切れてしまっていました(これ)。
ハッカソンという言葉、かなりワードとしては当時トレンドの先をいっていたのだと思いますが、中身がなかったんだろうなぁと感じます。発想から実現までのプロセスをどれだけ本気でやっているかどうか、さらにはそれを評価する人がどういう立場(販売経験がある人、店長、ブランド経営者などなど)なのかによっても、印象が大きく違います。
日本の小売メーカーがハッカソンをやるという話、まず聞いたことがありません。モンクレールのような、「Tシャツ1枚でダウンを着れば冬をしのげる」ブランドがかくも革新に挑む姿勢は尊敬できます。逆張りではないですが、こういう活動がCSRとしてのパフォーマンスに終わらないことを願います。
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