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映画『ルックバック』の感想と『鰻の成瀬』でうな重を食べた話。夏の連続投稿チャレンジ #夏に観たい映画 #ルックバック#藤本タツキ#Oasis#映画感想文
8月に入って暑い日が続いている。まだ夏はしばらく続く。暑くてだるい。今夏の土用の丑の日は7月24日(水)と8月5日(月)らしい。そういえば最近うわさの「うなぎの成瀬」が近所にできてたのをふと思い出した。無性にうなぎが食べたくなってきた。
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で、さくっと食べてきました。こんな感じ↓↓↓
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「鰻の成瀬」でご提供していますのは「ニホンウナギ」です。 このニホンウナギは、海外の厳選された養殖場で育て上げ、国産よりも厳しいとされる検査を通過しています。
ややこしいが要するに海外産の「ニホンウナギ」を提供してるらしい。私、国産うなぎにこだわりは全くないから大丈夫。で、普通においしかったです。ふっくらしててカリっと香ばしい。このお値段なら満足です。
(ご飯は少なめなので100円プラスで大盛りにした方が良いかも)
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映画館でどうしても観たかった映画「ルックバック」みてきました。いやー、良かったです。原作漫画もよかったけど大きなスクリーンでみる劇場版はやっぱりエモくて感動ものでした。
「チェンソーマン」の藤本タツキ氏が、2021年に「ジャンプ+」で発表した読み切り漫画「ルックバック」を劇場アニメ化した作品。
あらすじ・ストーリーは、
学年新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。
藤野と京本が出会い、ふたりで協力して漫画描いてくうちに友情が芽生え、ひきこもりだった京本が能動的な藤野の背中を追ってだんだん心を開いていく。その過程の二人の表情が瑞々しくエモーショナルに描かれててもっていかれます。二人は部屋にこもって漫画を描いて描いて描きまくる。決して同世代の女の子が経験するような煌びやかな青春を謳歌しているわけではない。友情というか師弟関係に近い。唯一若者らしくキラキラしてたのはコンテストの賞金もって街に繰り出して二人で遊んだ時くらいか。でも別れの時はやってきて。そして衝撃のクライマックス。
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京本が美大に進学したのは自分のためじゃなくて、もっと絵がうまくなりたかったのは、藤野を支えて藤野の夢をかなえさせてあげたかったから。そのためにもっと速く上手に背景が描けるようになるために。藤野は京本の憧れの存在だったわけで京本が絵を描き始めたのも藤野の影響があってだしね。藤野の才能に誰よりもはやく気づき追いかけてたのが京本だったから。そうじゃないと初対面のあの状況で普通同級生を先生とか呼ばないよね。京本のひたむきな師弟愛。京本は藤野を心からリスペクトしてた。美大進学を京本の裏切りだと思っていた藤野は最後京本の部屋に入った時にそうじゃなかった事が解る。それに気づかされる。そして藤野も自分は京本のために今まで描いてきたって事がはじめて解る。
だいたい漫画ってさあ、、私描くのは
まったく好きじゃないんだよね
楽しくないしメンドくさいだけだし
超地味だし一日中ずっーと絵描いてても
全然完成しないんだよ?
読むだけにしといたがいいよね
描くもんじゃないよ
───じゃあ、藤野ちゃんは何で描いてるの?
パラレルワールド。現実世界と平行するもう一つの別の世界線が交錯する展開はタランティーノとかノーラン監督とかの映画に共通点を感じます。作者の藤本氏は映画が相当好きなんだ。私も好きです、好き過ぎてます、この世界観。あの時なんでそれを選択したんだ。もう一度あの時に戻れるならば、こんな事にならなかったのに……。そういう後悔は誰でも一つくらいありますよね。
それでも人は辛い現実を乗り越えて立ち上がり前を向いて生きていかないといけないんだ。
と、ラストシーン。仕事を再開する藤野の背中が観る者にそう語りかけてくれます。
この記事をもって私の「夏の連続投稿チャレンジ」は終了します。