最初は小説を読んだ。めちゃくちゃ面白かった。これでしばらく乾くるみにはまった。まあ、普通にバブル期の恋愛小説。それでいて普通に面白い。しかし実はそんなもんじゃなかった、この小説の真骨頂は最後の大どんでん返し!!カバーには「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」と注意書き。今回の記事は一切ネタバレなしで書きます。まだ小説を読んでない方は是非読んでみてください。衝撃の結末が待ってます。懐かしい昭和の挿入歌のセンスも抜群。細かくてさりげない伏線が張り巡らされててそれがすごく効果発揮します。そして最後はキレイに回収されます。ストーリーに破綻なし。不自然さもなく完璧です。
そして劇場版『イニシエーション・ラブ』を観た。どうせ前田敦子の人気にあやかったアイドル映画だとタカをくくって観た・・・絶対に映像化は無理な話だと。。(小説ならではのトリック)思ってたらヤラレました。こんな完璧に小説をトレースした上に更に高みに挑んでる。まだ映画を観てない方は是非観てみてください。
今ならアマプラで観れます。損はしません。
今回アマゾンプライムビデオで再鑑賞。とにかく前田敦子がはまり役、松田翔太の演技も良い。当時のカセットになぞってSaidAとSaidBに分かれるストーリーと懐かしい挿入歌。シーンに合わせた楽曲のチョイスが超ハマっててそこのセンスがまた秀逸。観終わった瞬間からもう一度観たくなること請け合いです。それにしても女は怖い。。