[時効]中3時代と15の夜。余罪の告白とルーズリーフ。
余罪の告白
中学3年生時代、当時所属していたバレー部も予定通りめでたく郡大会敗退し、皆が塾やら教材選びやら受験に向けて動いてた頃。
15歳のしょうた少年の私室机上にも何重もの教材と何回も書いたり消したり試行錯誤したぐじゃぐじゃのルーズリーフが積んでありました。
…が、実はこれ偽装です。勉強してるように見せかけていました。
夏休みの部活のない贅沢な時間に受験勉強してませんでしたという話です。
ルーズリーフ
この有り余る潤沢な時間を使って合唱部のヘルプに歌いに行ったりもしてたんですが、主なライフワークはRPGツクール。当時はPS2が出る直前(三木道三もブレイク前)の時代だったため初代プレイステーションの「RPGツクール3」を遊んでいました。
RPGツクールは要するに、PCもプログラムも要らずに、テンプレを使って中高生でも簡単に簡単なRPGを作れるよ、ていうゲームでした。
が、多感な時期のわたしにとって今までゲームという製品、サービスを享受する側だったのが曲がりなりにもつくり手に回れるというワクワク感は胸の中で躍り続けました。
勉強してるアピールのために偽装した机上の教材はまんまカモフラージュだったのですが、ルーズリーフは実は本当に使っていまして。作成中のゲームのシナリオやらゲームバランスやらスイッチやらを細かにメモしたのが何枚もの紙に及んでいました。
特に、当時スイッチ管理が大変でしたね…。
スイッチというのは「〜の扉が解錠される」とか「〜のセリフが変わる」みたいな、何かの変わり目をゲームに指示するもので、これをミスると、
宝箱開けても中身が減らない
町やダンジョンに入れても出ることができない
いないはずの人物が喋る
ボス敵と何度も戦える/戦わなきゃならない/先に進めない
などなどおもしろ現象が起こります。
これに細心の注意を払うために何枚ものルーズリーフに記録を残したんですが、今あの膨大な枚数を思い起こすと、ちょっとは勉強に使っても良かったんじゃないかと思ったりもします(笑)
同時期に「音楽ツクールかなでーる」というソフトもあって、プレステでプレステなりにDTM(打ち込みの作曲・編曲)を体験できるという当時は画期的なゲームでした。まあ、RPGツクールの姉妹品ですね。買ってありました。
中3の受験期で多忙(主にRPGツクールで)な時期に、ゲームと音楽を両方楽しめるのか!と熱狂したものです。さらにコンバートといって、かなでーるで作った曲をRPGツクールのBGMとして取り入れる事が可能。当時の15ブロックのメモリーカードの容量をうまくつかってツクール、かなでーるを掛け持ちしてました。わたしが打ち込みや作編曲に目覚めたきっかけかもしれないですね。
となると、今まで制作歴12年と謳ってきたのが、23年に水増しできるのか!?
まとめ
と考えると、受験期をつぶしてツクール・かなでーるに夢中になったのも、結果論として言えば今のしごとにつながってるんだし、一概に罪とも言えないか、というところです。
余談ですが、今度tsumikiのしごとでRPGツクールします。
http://rifu-tsumiki.jp/topics/archives/16322