いつだって、主人公
今が人生の何章目かな、なんてよく考える。
わたしは、自分のこういった強気なところがすきなのだけど、わたしが心の底から焦がれている方が、全く同じことを言っていたので、割とよくある考えらしい。
18歳で生まれてはじめて、自分の意思で何かを選んで、捨てて、取り戻して、そうやって人生をスタートさせてから、今、5章目に区切りがつこうとしているのだと、なんとなくわかっている。
わかっているからこそ、やり残したことがないように、後悔をしないように、1つずつ愛でながら、そっと手放している。
終わりに向けて準備をしている。
安寧にたどり着きたい、穏やかな生活を手に入れて、この世界からわたしが踠いた章を何もかも手放して余生を緩やかに生き延びたい。
よく、自分が生きた証を残したい、だなんていう、他人の願いを目にするたびに、別に何も残したいと思わないわたしは、そんな人たちを凄いな、と思う。
わたしがいなくなってしまったら、何もかもなかったことにしてもらってもいい、本気でそう思っている。
でも、たとえそうだとしても、わたしはいつだって、生きている間はわたしの物語の主人公だし、終わらせるのも始まらせるのもぜんぶ自分。
自分の意思で生きていたい。
もうちょっとかな、を繰り返して、今年で25歳になった。
次はどんな世界が待っているのだろう。
次こそ、ほしかったものを手に入れられるのだろうか。
もう7月。夏がすぐそこまでやってきた。
いつだって、主人公でいたいな。
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