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FF10の思い出

※ネタバレ全開です。ご注意を。

壱百満天原サロメというおもしれーVtuberがいるんだが、そんな彼女がつい最近までFF10の実況配信を行なっていた。
初見ならではの新鮮な反応や自分が体験して心に残った名場面などが琴線に触れ、どうしても見入ってしまう。やっぱり良いよなぁ、このゲーム。

初めて触れたのは小学生高学年ぐらいの時で、兄が買ってきたインターナショナル版を兄がクリアした後に遊ばせてもらったのがきっかけだった。
だがシンの体内でシーモア最終異体にどうやっても勝てなかったのでその内クリアを諦め、放置してしまうという。当時の私はすぐ投げ出す悪癖を持っており、無理だと思ったら違うゲームに手を出してしまうガキでしかなかった。

それから20年近く経った後、ふとSwitchのリマスター版を買うことになる。何故なのかは自分でも分からない。とにかく、あの時のリベンジを果たさなければと急に思ったのだ。

久しぶりにプレイしたFF10はシステム・グラフィック・サウンド・シナリオ全て最高で、「なんで最後まで遊ばんかったんや」と当時のアホ小学生を思わず責め立ててしまうような感覚に陥ってしまった。

スフィア盤や武器改造を経てキャラクター達が如実に成長していく様を見るのも楽しいし、終盤に発覚するスピラの真実やティーダが受け入れざるを得ない自身の運命を目の当たりにする重厚なストーリーなど、社会人になってから体感するそれはガキの頃より比べて遥かに面白みを増しており、思わず熱中してしまい、結果としてプレイ時間は150時間を超えた。

普通にクリアするなら50時間もあれば足りると思うんだが、何分やり込み要素が豊富な今作である。全て達成するまではジェクトの元にはいかないぞと意気込み、七曜の武器の回収やモンスター訓練所の制覇、そしてダーク召喚獣と対峙しデア・リヒターの討伐まで済まそうとめちゃくちゃ時間をかけてしまった。

一番しんどかったのは「とれとれチョコボ」だったな。アレはマジでしんどかった。雷避け200回より全然しんどかった。でもティーダだけ七曜の武器が最強ではない状態にする訳にもいかないので何回も何回もチャレンジし、失敗してはモニターをカチ割りそうになり、苦しみの果てに漸くクリア出来た時には本当に泣きそうだった。セーブしてプレイ時間が更新がされて、ここまでに掛かった時間が15時間ぐらいだと分かった時は卒倒しそうになったけども。

そんでその勢いでデア・リヒターまで倒し、残す目的はゲームクリアだけとなる。シンの体内の最奥で待ち続けるジェクトと漸く邂逅し、さぁ全てを終わらせようと決意を固めるものの「間に合って助かったぜ」という一言で今まで散々寄り道をしてきた自分を恥じてしまう。オヤジ、ほんとうにごめん。

だが、スピラの命運とティーダの気持ちに決着をつけなければならない。
ウダウダいってないで始めるしかねぇ! とブラスカの究極召喚と対峙した私に待ち受けたのは、99999のダメージを叩き出し続け瞬きの間に迎えた永遠のナギ節だった。(エボン=ジュは実質イベント戦だけど、それでも一瞬で終わった)

甲斐が、甲斐が無ぇ。


どんな感動的なストーリーも、どんな涙腺崩壊必死な演出も、プレイヤーの行動次第ではあっけない幕閉じとなってしまんだという事を思い知った。
ちくしょう、こうなるのが分かってたなら一度順当にプレイした上でやり込みを果たすべきだったよ。感動よりも先に後悔が私を襲う。

そんな感じで長い時を経てリベンジを果たしたFF10だが、それでもサイコーにおもしれーゲームだよ。Switch版に同じく入っているFF10-2は結局未だプレイ出来ていないが、その内遊ぼうと思う。

色んな人に遊んでもらって、思い出をつくってほしいな。

おわり。


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