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青春小説で、僕を見つけに行くよ。

僕は青春小説が苦手だ。
なぜなら青春と言われる時代に
たくさん苦い経験をしてきたし、
楽しかったことより、
悲しかったことや
苦しかったことのほうが多かったから。

窮屈で窮屈でしかたなかった。

だけど今アラフォーになって
改めて読むことにしている。

それは、そこにおいてきてしまった、
なかったことにしてしまって
閉じ込めてしまった気持ちや
記憶と向き合いたいから。

読みながらふいに、
痛みに襲われて、
嫌なこと思い出したな。。
となることはしょっちゅうだ。

なんで今の今まで忘れていたのかと
ほんとに気持ち悪くなる。

たとえぱ、、、

いじめられてたことや、
仲間はずれにされたこと、
バカにされてたこと、

好きな人に好きって言えなくて
終わった恋、

卒業式で名前を呼ばれず
飛ばされてしまって
恥ずかしかったこと。

存在感皆無。

とかとか。

今書いてても
いやーな気持ちになるけど、
こんな僕だったから、
なかったことにしたい。
なかったことにしたかった。
だから忘れた。

正確には忘れることなんて
できないんだけど。
思い出せないように
記憶にフタをしてた。

生きていくには
思い出せなくても
どうってことないのかも
しれない。

けど、今僕は、迷っている。
もっと進みたい。

道を決められず、
迷ってしまっている理由が
そこにある気がするから。

僕はちゃんと向き合わないと
いけないと思う。
向き合いたいと思う。

なかったようにふるまって、
手を離してしまった過去を
もう一度、抱きしめられるように。 


なかったことになんてできない。

閉じこめてなんておけない。

僕はまだ心の底にいて
苦しんでいるなら。

手を伸ばしたい。
思い出したい。
苦しいけど、
嫌だけど、

僕は僕をちゃんと
とりもどしたいから。


だから読む。

記憶のフックを見つけるために。
青春小説を読む勇気を出す。

僕に届くように。


僕を見つけに行くよ。


しょーいち


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しょーいち
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