急拡大局面の方法を、衰退局面で実行するとまちが死ぬ
衰退している地域において活性化事業の中身が、人口爆発時代に行われたようなインフラ投資、区画整理再開発をそのまま、人口減少時代に行うことで、活性化どころかまちの致命傷になる、ということが多々あります。
そういうことを決めてしまう人たちは「道具」のことしか考えていなくて、その道具がどういうときにはプラスで、どういう的にはマイナスなのかという「状況」を組み合わせて理解していません。
だから絶対にやったらいけない「状況」×「道具」の組み合わせを大規模にやってしまって、まちが爆発してしまうのです。
以前も「減らす開発」の話で触れましたが、今回釧路にいってますますもってその重要性を認識するとともに、全く状況と道具の組み合わせを真逆に理解してとんでも政策が展開されようとしていたりして、呆れたところです。
もち民間の中堅若手が挑戦されている方々もいるし、すごい魅力的な店もできてきている。そういう人たちにそろそろ、おじいちゃんたちはまちのバトンを渡して、次世代の動きを中心に持ってきてほしいですね。
先回り営業もない、逆算開発の発想は皆無。だから失敗してしまうのです。まちが衰退しているから失敗するのではないのです。状況に合わせた道具を使わないので失敗することに気づいてほしい。
もっと稼ぐ公民連携が多くの地域に普及しなくてはならない、と改めて思わされました。今年の都市経営プロフェッショナルスクールにも力を入れて頑張ります!!! 来年度は釧路からも参加してほしいわ。
○ 成功していた時代にも「状況」のファクターを理解していない
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