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逆流性食道炎用枕を使ってみたら

こちらの記事で書いたように、人間ドッグで逆流性食道炎と言われたので、胃腸クリニックに行ってきた。

ドクターから対策のひとつとして、夜寝るときに頭の方を5cm程高くして、上半身に傾斜を付けるといいと言われた。Amazonで「逆流性食道炎 枕」と検索したら、このような商品がいくつも見つかったので、早速1つ注文してみた。

枕が届いた日、梱包を解いて、マットレスの上に置き、その上から敷きパッドを掛て、いつも使っている枕を置いた。商品ページでは、枕を使っていない写真が多かったけれども、枕を使っても私にはちょうどいい感じだった。

寝心地は、上半身に傾斜がつく感じはあるけれども、それで寝苦しくなることはない。いつも通り、無呼吸症候群対策の抱きまくらを抱えて横になったら、問題なく寝入ったようだ。

この枕を使いはじめて、翌日にはそれほど効果を感じなかった。でも、3日ほど使っていたら、明らかに胸焼けが少なくなっているのを感じる。

制酸剤をもらったときには、ドクターから、「これを飲めば多分すぐに良くなるよ」と言われたのに、2日から3日ではそれほど効果を感じなかった。

でも、この枕を使い始めたら、明らかに調子が良くなっている。どうやら、私の場合には、夜寝るときの胃酸の逆流がひどくて、制酸剤を飲んでも胃酸の逆流が収まっていなかったようだ。

それが、専用の枕を使って、物理的に胃液が食道に逆流しないように工夫しただけで、胸焼けが収まってしまった。

ドクターは、制酸剤も効果があるけれども、夜寝るときの傾斜だけでも、薬が必要なくなる人も出てくるくらい、効果てきめんな対策だとおっしゃっていた。

私の場合は、どうやら薬よりも夜寝るときの姿勢のほうが重要だったようだ。

制酸剤にも、下痢や吐き気などの消化器症状や、めまいや眠気などの神経系の症状などの副作用があるという。しかも、一生付き合っていかなければいけない症状になるので、薬も長く飲み続ける可能性がある。

もしも、枕の対策だけで良くなれば、薬を日常的に飲まなくてもすむかもしれない。

薬には効用もあれば、副作用もある。効果が副作用を上回るから薬としての価値が出るのだけれども、長期連用での肝臓や腎臓への負担はできることなら避けたい。

薬の内服という、生化学反応での対策だけでなく、物理的に環境を変化させるという対策でなんとかなるのであれば、そちらも取り入れながら、なんとかこれから迫りくる老いからの体調不良に対処していければと思う。


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