育児休暇52日目と53日目(小休憩)
今週は長男の療養で付きっきりだったからか妻が1人でゆっくりしていいよと言ってくれた。裏を返すと妻が実家に行きたいと言うことで子ども2人を連れて実家へ。久々の1人。だけど気が抜けると人はダメで、体調が本調子ではなくほぼ家にいた。
日曜日はさいたま市長選挙の投票日なので投票に。と言っても候補者は2人しか立候補していなかった。どうしても子ども目線で考えてしまう。さいたま市はいまだに待機児童が多く、保活をしている人もたくさんいる。確かに選ばなければ入れるけど、中には電車を使って保育園まで預けに行っている人もいるらしい。自分たちも今のところ落選した際に2人の預け場所が違うことに加え歩くとなると30分くらいかかるので電動アシスト自転車を導入した。結果として買った翌々日くらいに辞退者が出たのか、決まったけど妻の通勤の足として活用している。人口の比率でいうとどうしても高齢者が多く、そちらの政策が目立つけど、やっぱりこれからの日本を支える世代を考えて欲しいと思う。
選挙の話。日本の投票率はとても低い。にも関わらず選ばれた人に対して不満、文句を言う人が多い。自分が留学している際に国際政治学の授業があり投票は義務にすべきか否かと言うディスカッションをやった。その時オーストラリアとかでは投票は義務と言うことを知った。初め確かに義務にすれば投票率は上がってより民意を反映された人が選ばれる。と思った。だけどその反面ちゃんと選ばずに名前で選んだり、相応しくない人が選ばれると言うこともあるし、クラスメイトの中にはたとえ罰金を取られても相応しくない人を選ぶべきじゃない。と言う意見も出たのを覚えている。導入は投票率が低いことだったけど最終的には投票率関係なく相応しい人が選出されるにはどうしたらいいかと言うことの議論になった。
本来、民主主義においては多数決が原則であり多くの民意が反映される。ただ全員の話を聞くことが困難なため、多くの人の中から代表者を選びその代表者で話し合いが行われる。だけど残念ながら現実的に政治家になるには3つのバンが必要とされている。(地盤=支援者、看板=知名度、鞄=お金)つまりどんなに素晴らしい考えを持っていようがそれらがないと戦えない。逆にどんなに無能でもそれらがあると選ばれたりする。その結果、民意からすると的外れことばっかり言う人、批判の的になってしまうんだと思う。
アメリカで政治家になるにはいかに人々を惹きつけるかと言う点が求められる。これも留学時代の話。パブリックスピーキング(=演説)と言う授業を取った。自分は留学生であり、単純に英語の話し方を勉強したいと思ったから。実際留学生ばっかり受講するんだろうと思っていたけど、意外にも現地の学生も多く受講していた。理由はこれを受けないと政治学の上のクラスを受講できないから。自分は授業について行くのに必死だったけど、クラスメイトに色々助けてもらった。その時に聞いたら将来は政治家になりたくてそのためには演説力はしっかり身につけたい。と言う話を聞いた。その人はアジア人である自分に対しても優しく接してくれて、サンクスギビングの時は家に招いてくれた。オバマ元大統領もだし、優れた政治家は皆演説がうまい。アメリカの場合、英語が第一言語じゃない人もいる。何より平等を重んじるので、移民や人種、ハンディキャップに関わらず人にちゃんと自分のメッセージを伝えることが大切と考えている。
それに対して日本のお偉いさんは難しい表現や聞いたこのない横文字、台本の棒読みなど一体誰に何を伝えたいのかよくわからない人が目立つ。それを報道するのもどうかと思うけどそれがメディアを通じて入ってくるので、どうしても批判したくなる。
ルールを作るのはそういう人たち。批判し変えたいと思ってもその対抗馬がちゃんとした人なのかどうか判断がつかない。だから結局批判されながらも選ばれる。その繰り返し。とは言っても一般人が政治に参加する一番簡単なことは投票に行くことなのでたとえ自分が期待する公約を掲げている人がいなくても投票に行く。
今回は育児から少し離れて、選挙の話でした。