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【コラム】星野リゾートのホテルマンが、調理師免許を取得した理由。

どうもリキッドボーイです。

私は星野リゾートに2020年新卒で入社して5年目を迎えてていますが、
先月「調理師免許」を取得しました。

ちなみに調理師免許は国家資格であり、
専門学校か、2年以上の調理実務経験を有する者が受験資格を得ることができ、その上で都道府県が実施する調理師試験に合格することで取得することができる資格です。
令和3年度の調理師免許発行数は28123人となっています。

つい数年前までは、料理経験もほとんどなく、
料理も素人同然だった私がなぜ調理師の免許を取得したのか
その理由をご紹介します

調理師免許を取得した理由

  1. 星野リゾートの独自の働き方

  2. シェフマネジメントの重要性


1.星野リゾートの独自の働き方「マルチタスク」

星野リゾートでは「マルチタスク」の働き方を採用しています。
誤解の無いようにお伝えしておきますが、
星野リゾートのマルチタスクとは

✕「同時に複数業務を行う」という意味ではなく、
〇「ホテル運営に関わる業務を分断せずに一貫して担当する」
という意味です。

例えば下の図にあるように、
一人のスタッフが、フロント、レストラン、客室清掃、調理などを業務をすべて行います。

星野リゾートの働き方

詳しくは経営戦略のサイトをご覧ください⇩

上記のような基本業務をマルチタスクで行うことで、
多くの顧客接点を持つことができます。
そして様々な顧客接点で得た気づきや、顧客満足度分析結果をもとに、
新たな魅力を創出したり、業務設計・改善を行うことで、
チームでお客様の滞在を演出
しています。

その「滞在の魅力的な演出」が他のホテルにはできない、
競争力を生みだしていると考えています。

最初にお伝えした通り、私は調理学校を出たわけではありませんでしたが、
星野リゾートで約4年ほど調理の実務経験を積んできたので、
調理師免許試験を受ける資格を得ることができました。

2.シェフマネジメントの重要性

調理師になったもう一つの理由は、
調理の専門性を高める重要性を感じたからです。

星野リゾートの新卒採用には様々なコースがありますが、
最近新たに「Chef Meister コース」が新設されました。

このコースは、調理技術を究めるだけなく、その土地の伝統や食文化を学びながら、地域の魅力を料理で表現することによって、滞在の演出をするコースです。

そこでまずは調理の基本技術や衛生管理などの基本を幅広く習得できる調理師免許を取得しようと思いました。

詳細は以下⇩

飲食業界、料理業界においては、上下関係が激しく、
一人前になるまでに長い時間がかかるというようなイメージが強いですが、

最近、「飲食店は増加しているのに、料理人は減少している」
課題があります。

つまり、飲食業界は若い人材が求められる時代になっているということです。

つい最近のニュースで、
大手カレーチェーンのココイチFC社長に22歳の若手社員が抜擢されたニュースがありましたが、こちらも一つの事例といれるかもしれません。


それと同時に、若手の人材にも、先輩社員と同じような
店舗の運営やマネジメント能力が求められるということです。

例えば私の働くホテル業界の飲食であれば、
ホテルの運営を学びながら、同時に調理技術を追究して、
新たな食の魅力を提案していくことが求められるかもしれません。

今後の目標

いかがでしたでしょうか?

今回はホテルマンの私が調理師免許を取得した理由をご紹介しました。

しかし調理師になることがゴールではありません、

これからもホテルマンとして、食の面から魅力的な滞在の演出を提案していきたいと考えています。

次回の投稿もお楽しみに!

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