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おおつちくらし - 10月のこと。|Syota Ito

■インターン生受け入れ/活動報告会

夏から秋にかけて受け入れをさせていただいている、NPOインターンシップ。県内の大学生2名がさともり社でインターン活動をしてくれていて、1名は先月行われた 地域チャレンジプログラム「ワカモノカケル」への参加、そして もう1名は 弊社のさともり農園で採れた じゃがいも をつかった商品開発の試作会を行いました。

来年度からスタートしたいと考えている商品の試作をみんなで行い、試食までしてみた結果をまとめました。結果、思った以上の発見があり、商品化への道筋が見えてきました◎(いやー、本当においしかった)

これらの活動成果を、県内の他事業社で活動してきたインターン生とともに 発表する活動報告会も行われました。「この夏、はじめて大槌を訪れて、本当にかけがえのない体験をすることができた」「インターンという活動に一歩踏み出せたことが 大きな成長につながった」など、インターンを通して各々多くの学びと繋がりを得られたことに、受け入れさせていただいた者としてもとても嬉しくなりました◎

今後も、積極的にインターン生の受け入れ等は行っていきたいなと考えていますので、ご興味のある学生さんはお気軽にご連絡ください!(ふらっと農場見学や体験に来てもOKです!)

■メディア出演させていただきました

【 三陸ブロードネットさんの「オラホノTV」でLIVE中継の取材をしていただきました! 】

先日、三陸ブロードネットさんが運営している「オラホノTV」にて、お昼の生放送にLIVE中継していただきました。
お隣の釜石市を中心に様々な情報を発信されている番組で、今回は大槌までお越しくださり、小雨が降る中ビニールハウスの中で取材をすることに。

さともりとしての取り組み全般、そして、耕作放棄地の再生に取り組む「いわてReファームプロジェクト」のこれまでと今をお話させていたました。

県内はもちろん、特に三陸沿岸は 山が近く狭い飛び地の農地が多いこと、鹿などによる獣害や農業人口の高齢化が深刻な問題になっています。その結果、耕作放棄地は年々増加傾向にあります。

しかし、担い手の育成との歩調が合っておらず、このままでは三陸農業という産業の衰退や、荒地の増加による里山の保全・境界線確保(人が住む場所と獣たちが住む場所の共存)が困難になることが想定されます。

だからこそ、僕たちは積極的に耕作放棄地を借り受け、再生・開墾しながら、野菜生産・体験提供・ブランド化による 経済の循環 と 人の循環 を生み出していきます。

負の価値だった耕作放棄地から 新しい価値を生み出していく #いわてReファームプロジェクト 。もし興味のある方は、ぜひ一緒に開墾しまくりましょう!

▼動画はこちらから

■大学生向け農業体験ツアーの受け入れ

【 いわて農LIFEの受け入れ させていただきました! 】

10/12-13に 岩手大学・岩手県立大学・富士大学から女子大生10人が大槌町にスタディツアーに来てくれました。その行程の中で、1日目の農業体験&クッキング体験の受け入れをさせていただきました!

「いわてReファームプロジェクト」の活動を説明させていただ後、実際に畑で農作業をみんなで。今回は、カラフル大根の間引き作業を一緒に行いました!地味な作業ですが、大根を大きく育てるための大事な作業。農家のリアルを体感してもらうことができたかなと思います。

お昼は、畑で採れた野菜を使ってハヤシライス&カレーライスをみんなで作りました。どちらもペロリと平らげてしまうほど、すばらしい出来でした◎

自然に触れて、農業を体験して、みんなで料理して。その中で気づいたことや学んだことを、今後の生活に何か活かしていってもらえたら嬉しいです。また大槌にふらっと来てほしいなと思っています!2日間、ありがとうございました!

■日々農業 - 10月

【 まき祭りに出展させていただきました 】
毎年恒例になってきた「まき祭り」への出展。NPO法人吉里吉里国さんが主催するイベントで、毎年多くの方々が参加される一大イベントです。昨年、大きな葉つき生姜を販売したこともあり、生姜の人 と地域の方々からは呼ばれていたことにびっくり。笑 今年は生姜の代わりに、カラフルなミニパプリカ、熟成じゃがいも詰め放題、ジャンボピーマン、葉つきニンジン、バターナッツかぼちゃ を販売させていただきました。

「みずかみとかでも販売でしているよね」「釜石イオンでもよく見かけるよー」など、意外と知ってくださっていて嬉しい気持ちになりました。また、色々な野菜を販売していると、お客さんとのコミュニケーションも生まれてきて、やっぱり少量多品目の野菜づくりはおもしろいなあと改めて思いました。

【 公式LINE @ 「さともり通信」はじめました 】
この度、さともり社の公式LINE @ 「さともり通信」を開設しました!

さともり社の取り組んでいる野菜づくりの様子や野菜の出荷情報、販売場所、めずらしい野菜の豆知識、調理方法、畑の日常などを定期的に発信していきます。
また、農業だけではなく、さともり社が取り組んでいる移住支援や関係人口づくり、クリエイティブ事業などについても発信していきます!

化学肥料や農薬不使用のとれたて新鮮&変わり種の野菜に興味のある方、里山農業のリアルを覗いてみたい方、地域づくりやクリエイティブ制作について知りたい方、ぜひフォローしてもらえるとうれしいです!

▼公式LINE @ はこちらから

【 意味を問う 】
地域おこし協力隊になって3年目。もう卒隊も見えてくる場所まで来たなあと感じる日々。最近は少しずつ活動中のことを振り返ったりもしていて。

すべてが糧になる、と言えば聞こえはいいかもしれないけれど、やはり、最初の2年間(特に後半)は僕にとっては正直辛い日々だった。(仕事内容は好きだったけどね)

そして結局、里山農業・半農半Xというルートを歩むのであれば、3年間をこの分野に費やしたかったというのが本音で。卒隊後の生業づくりという点から見ても、圧倒的に時間が足りない。

一方で、着任してからプライベートを削ってでも農業プロジェクト「いわてReファームプロジェクト」を立ち上げてコツコツやってきたからこそ、ある意味これが保険となって今があるのかなと思う。(農業をしていなかったらと思うと、今頃途方に暮れていただろうなあ。)

ただ言われたことをする日々ではなく、その言われたことに常に意味を問いながら自分で決めて考えて動いてきたからこそ、今なんとかやってこれた、ということでもあるかなと思っている。

何が正しくて正しくないかなんてものはわからんけれど、「この選択が僕にとって正しい」と思って選択し進んできた自負はある。それによって、離れていったり不快なことをされたこともあるけれど、感謝されたり繋がりが増えたこともまた事実で。

「"おもしろい"にヒトモノコトは集まる」
「同じ想いの人たちと"好き"をカタチにしたい」
「それが"ゆたかな過疎"にきっと繋がる」

伝えてきたことは、何一つ変わっていない。

僕が協力隊として移住し活動してきた意味を、今なおこの地で活動し続けることの意味を、僕なりに問い続けていきたいと思います。

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