自分だけは自分の味方でいてあげないと
HIP HOP ユニット Creepy Nuts のラッパー、R-指定の好きなところの話。
最近好きになったニワカではあるが、彼の生き方、生き様、熱量が自分に突き刺さる。
Creepy Nuts の オールナイトニッポン0 1月19日放送分にて、いつもは遅刻しないDJ松永が遅刻したという話が出てきた。
そこでの一幕が忘れられない。
Creepy Nuts が広島でライブをする日、DJ松永は寝坊によって3時間も遅れてしまい、入り時間が開場時刻ギリギリになってしまった。
その際、DJ松永は、遅刻の申し訳なさでいたたまれなくなったらしい。
遅刻に対して、申し訳なさで自分を責めないのか、という松永に対し、冗談めかして、R-指定は
「自分だけは自分の味方でいてあげないと」
「俺が俺に愛想尽かしたら終わりやで」
と答えた。
遅刻してるのに反省しろ!というのが話の流れではあるが、僕はここにいたく感動した。
この冗談に、R-指定の生き様が少し見えた気がした。
彼は常に「自分だけは自分の味方」であり、「俺は俺に愛想を尽かさない」のだ。
生活力がなく、遅刻が多く、ラップしか出来ない「自分」「俺」に対して、絶対に逃げない。
大げさかもしれないが、リスナーとして、素直に感動した。
ADHD気味で不器用な僕は、遅れることが多く、スポーツも下手、団体行動では迷惑をかけないようにビクビクしていた。
何かあると、「僕が悪い」「ごめんなさい」と思ってしまっていた。
でも、彼のような考え方もある。
彼の周りの人たちはそれも個性だと受け入れてくれているのだろう。
僕の周りだってそうだ。
誰も責めていないのに、自分で勝手に自分を責めてしまっていた。
僕も、「自分だけは自分の味方」で、「俺は俺に愛想を尽かしたら終わりや」と心に刻んで生きていこうと思う。
手始めに、次に遅刻したときは
「俺は悪ない」「俺が俺に愛想尽かしたら終わりやからな」
と言ってみよう。