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メンタルを病み適応障害と診断されたにも関わらず、転職せず現職に留まる決断をした理由

1. あらすじ

はじめまして。
HSS型HSPの気質を持ち、大手SIer勤務、現在30代中盤でプロジェクトマネージャをしているShotaと申します。

今回は私が仕事のストレスが原因で体調を崩した際に、並行して行っていた転職活動でいただいた内定を辞退し、現職に留まる決断をした理由について書きたいと思います。

本記事が、私と同じような状況の方に、転職するか、現職に留まるか、悩んだときの決断のヒントとなれば幸いです。

2. 体調の推移と転職活動の状況

<体調の推移と転職活動の状況>

私の体調の推移は上の表のオレンジ網掛けの通りです。2月上旬から寝つきが悪くなり、眠れない→仕事の効率が落ちる→仕事終わらない→不安がつのる、というループに入っていきました。

3月中旬には突然の感情無しの涙が出るようになり、この時点では仕事ができるような状況ではなくなっていたため、心療内科に行き睡眠導入剤を服用するようになりました。そして後日「適応障害」と診断されました。

一方、転職活動の状況は上の表の水色網掛けの通りです。体調不良が本格化する前から、現職に留まるのは自分の心身が持たないと判断し、転職先の候補探し、応募書類作成を進めていました。

2月中旬に志望度の高い企業への応募をし、3月上旬~4月上旬にかけて面接を受け、最終的に内定をいただきました。体調がすぐれない中での面接は大変でしたが、オンラインでの面接だったため現地に行く負荷や対面で会話する心理的な疲労が無かったことでなんとかこなすことができました。

3. 現職に留まる判断をした私の考え方

上の表に記載の通り、4月中旬には内定辞退しひとまず現職に留まる決断をしました。この決断をしたときの私の考えたプロセスは以下の通りです。

① 自分が持っている選択肢を洗い出す

まず初めに自分の選択肢を洗い出しました。4月上旬時点での私の選択肢は以下の通りでした。
現職にいったん留まる、の中でも、No1の休みなく続けるのか、No3の休職して復職後に転職を考え直すのか、の2つの選択肢がありました。

<私の選択肢>

② 優先事項を洗い出す

次に自分の優先事項を洗い出しました。4月上旬時点での私の優先事項は以下の通りでした。
体調を崩した私の最も優先すべきことは自身の健康でした。休職により収入が下がることはありえましたが収入源の確保の優先度は最後でした。

③ 各選択肢について優先事項の満足度を整理する

最後に各選択肢について優先事項の満足度を整理しました。
No2の転職は現職はよりは楽に働けそうで年収も現職と変わらないものでしたが、一番の優先事項である自身の体調の回復を考えるとベストな選択肢とは言えませんでした。

まず休職し体調を回復させ一時的には復職後、別の環境に移ることを考えるのが4月上旬時点で私が考えるベストな選択肢でした。

4. 転職するか、現職に留まるか、悩んだときの決断のヒント

私がこの経験を元に、転職するか、現職に留まるか、悩んだときの決断の仕方を振り返ると、以下の通りです。決断するうえで一番大切なのは、②の自分にとっての優先事項を洗い出す、ということだと思います。

大事な決断のまえには少し立ち止まってゆっくりと自分にとって一番大切なことは何か、を振り返ってみることが自分自身納得できる決断をするために重要なことだと思いました。

<転職するか、現職に留まるか、悩んだときの決断の仕方>
① 自分が持っている選択肢を洗い出す
② 優先事項を洗い出す
③ 各選択肢について優先事項の満足度を整理する

本記事が少しでも転職するか、現職に留まるか、お悩みの皆さんの決断のヒントになれば幸いです。
本記事をご覧いただきありがとうございました。

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