思考癖と生きづらさの関係-他人と感覚が合わない理由と生きづらさ解消のヒントー
1. あらすじ
はじめまして。
HSS型HSPの気質を持ち、大手SIer勤務、現在30代中盤でプロジェクトマネージャをしているShotaと申します。
今回は自分の過去を振り返り、自分の思考の癖が生きづらさと関係しているのではないかと考えたことがありましたので、「思考癖と生きづらさの関係」について共有したいと思います。
本記事が生きづらさを抱えるすべての人に生きづらさ解消のヒントになれば幸いです。
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2. 思考癖とは
思考癖とは、「物事に対する考え方の傾向」のことを指します。
よく使われる具体例で言うと、「コップの中に水が半分入っている」という事象に対して、Aさんは「半分も入っているから安心だ」と考える一方、Bさんは「半分しかないから少し不安だ」と考えています。
この例のように、人間は同じ事象に対して各々の考え方で物事を捉える傾向があり、この物事の捉え方の傾向を思考癖と言います。
思考癖の概念について理解したところで、もう一つ、思考癖の特徴で大切なポイントがあります。
それは、「思考癖は練習次第で変えることができる」ということです。
思考癖というと持って生まれたもので、後天的な努力では変えられないと考えられがちですが、そうではありません。
自分がどのような思考癖を持っているかを自身で把握し、その思考癖が自分に好ましくない状況を作り出していることを理解できれば、好ましい状況を作り出すための考え方に少しずつ変わっていくことができます。
3. 思考癖が原因で生きづらさを感じる理由
私が過去に自分の思考癖が原因で生きずらさを感じていたことがありました。(今でもありますが。)
私の思考癖と生きずらさを感じていた出来事は以下の通りです。
<私の思考癖と生きずらさを感じていた出来事>
思考癖:相手の発言をネガティブな方向に深読みする傾向あり
生きずらさを感じた出来事の具体例(一例):先輩から自分の仕事の残作業について「仕事を早めに片付けてしまおう」と言われたことに対して「自分の作業をコントロールしようとしてきている」「仕事が遅いと思われている」と考えていた
上記は生きずらさを感じた出来事の一例ですが、仕事上での相手の発言を「自分の自由を奪おうとしている」「自分を否定している」といちいちネガティブに捉えていたことで、メンバーと会話するたびにメンタルにダメージを負い、心身を疲労していたことが生きづらさを感じていた一番の理由なのではないかと考えています。
4. 生きづらさ解消のヒント
生きづらさを解消するために私が行っている対策は以下の通りです。
<生きづらさ解消のための対策>
①自身の思考癖を知る
(例)相手の発言をネガティブな方向に深読みする傾向あり
②自身の思考癖が引き起こしている事象を理解する
(例)「自分の作業をコントロールしようとしてきている」「仕事が遅いと思われている」と逐一自身を否定されていると考えることで心身が疲弊している
③自身の思考癖が引き起こしている事象を解消するための新たな思考癖を考える
(例)相手の発言のポジティブな面に目を向ける(「仕事を早めに片付けてしまおう」→×自分の作業をコントロールしようとしている 〇自分のことを考え善意でアドバイスしてくれている、×仕事が遅い 〇早く肩の荷が降りる)
④新たな思考癖を実践する
上記の対策のうち、案外①が一番難しいと思います。
①については、自分の頭の中だけで考えてもなかなか分からないので、自分が辛いと感じた出来事をなるべくその場でメモを取るようにして、その出来事を「事象」、「考え方」、「考えた結果起きたこと」に分解してみると、自分がどのような考え方をする傾向があるのかがぼんやりとでも分かってくると思います。
本記事が自分の思考癖により生きづらさを抱える方に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで本記事をご覧いただき、ありがとうございました。