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個人的に超驚いた大谷翔平のWBCの話。

大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也が来年3月に開催されるWBCへの出場を表明した。現役MLB選手が同じく3人以上出た2009年以来の世界一奪還に向けたボルテージは上がっている。

先日、ダルビッシュがラジオ配信アプリにて出場を表明したWBCについて話した。

ずっと大谷君がシーズン中連絡くれて(WBCに)出てくれないと困るとずっと言ってくれててそこは大きかったですよ。

大谷翔平がシーズン中からダルビッシュ有にWBC出場を懇願し続けていたという話。これには個人的にはかなり驚いた。

例年、キャンプで体を作っている3月に行われるWBCに出場することは、怪我のリスクが伴う。特にダルビッシュはそれを公に話してきた。

開幕前に追い込んでマウンドに上がらなければならない肉体的な課題や順調なら23年オフに取得するFA権をめぐる契約の問題等も含めて、WBCへの出場には障害が多いことを強調してきた。

日本ハムの後輩・大谷翔平についても慮った。「ただでさえ負担がかかり、ダメージは蓄積される。日本国民全員で出るようにプレッシャーをかけてしまうと、大谷くんも応えようと思う。盛り上げたいメディアや、ファンの気持ちも分かるけど、そこの現実もわかってあげて欲しい」と話すほどだった。

確かに松井秀喜、イチロー、黒田博樹など当時のメジャーリーガーを中心に侍ジャパンを辞退してきた選手はいる。直近のWBC2大会でも、現役メジャーリーガーとして出場したのは、青木宣親のみ。それを踏まえて考えてもダルビッシュが言うように大谷翔平が侍のユニフォームを着ることは、期待していなかった。ましてや2年間二刀流を続け、異次元のシーズンを過ごしている大谷に。

その大谷に出場したいという気持ちがあった。さらに3月開催のデメリットを話していたことを知ってか知らずかダルビッシュにWBC出場に向けて、シーズン中から連絡をし続けていたというのが驚いた理由だ。

大谷から誘われ続けたダルビッシュがWBC出場を12月6日に宣言。その2日後の12月8日には、鈴木誠也もWBC出場を宣言した。ファンとしては「ダルさんが出るなら自分も。」という展開は理想的だ。

 ダルビッシュ有、大谷翔平、鈴木誠也、佐々木朗希、山本由伸ら”球界の宝”が揃うドリームチーム。MLBで日本人最多44本塁打を放ったMVP・大谷翔平に加えて3月開催やWBC出場のデメリットを公言してきたダルビッシュさえもが出場を決めた2023WBCは特別な大会であることは間違いない。来年3月が楽しみで待ちきれない。

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