就活マルチに引っかかった話①
はじめまして、こんばんは。
私の就活中に起こった、あり得るようであり得た話を書こうと思います。
「久しぶり!」
幼馴染から来たLINEは、まるで宗教勧誘やマルチ商法のように突然来た。
誕生日に、お祝いのメッセージもなく、いきなり幼馴染から連絡が来た。(2月)
その幼馴染とは、それまで個人的にLINEしたことは全然ない。すぐに就活の話になり、幼馴染が通っている就活エージェントを紹介してくれることになった。
幼馴染は、就活エージェントから紹介された企業に内定をもらい、そこに入社を決めていたそう。
「2月に内定をもってて、エージェントに就活を手伝ってもらえるなんて、素敵🤩!」と思った私はさっそく入会。
ただそのエージェントは、対面・スーツ着用必須の面倒くさいエージェントだった。
面倒くさかったが、他のエージェントを知らず、幼馴染も通っているという安心感から、「そんなもんか」と思い、面談へ。
面談は、やたら顔面筋力が鍛えられた女性が担当してくれた。
面談内容は、自己紹介の他にも「すっぴん就活とは」「面接マナー」「どうしてこのエージェントに申し込んだのか、その意気込み」についてを主に話した。
担当の人が、「私たちはどこにも広告を出さず、実際に利用している人たちの紹介でしか入会できない」と言っていたのを覚えている。正直、顔面の筋力がずっと重力に逆らっていたのが怖かった。
1回目の面談が終わり、次の面談の予定を決めることになったが、次の面談内容については、「次回までのお楽しみ😉」だそうだ。
私はこの面談に3回行くことになる。
面談の内容は主に
・リーダーシップについて
・すっぴん就活とは
・社会人において必要なこと
で、「まだ就職先も決まってないのに、なんでこんな話を聞いているんだ🤔?早く企業紹介してくれや😅」と思っていた。
3回目の面談、なぜか初対面の就活生10人近くと集められ、エージェントの部長の話を聞くことになった。
「働くとは〜〜〜」「リーダーシップとは〜〜〜」という話を聞いた気がするが、何も覚えてない。
とにかく、話が終わった後に、部長のお話から何を学んだか、感想を言わなくてはいけないのが苦痛だった。知らんおじさんの体験を聞いても、今とは時代が違うのだから学ぶことはない。そんなことより企業紹介してくれ😅
「時間の無駄だったな」と思っていた帰り道、先程のの集まりにいた、同じ就活生とお昼ご飯を食べに行くことになった。
その子は、サークル員がこのエージェントを使っていて紹介されたそう。
「このエージェント面倒くさくない?」と意気投合し、お昼ご飯を食べに行った。
その子いわく、「あと数回面談されたら、月額5000円の特別コースに案内されるらしいよ」とのことで、恐怖を覚えた。
就活にそんな大金をはたきたくはない。
また、「元カレもここに通っていたんだけど、合宿は持ち物も全部指定されていて、ペンもメーカーまで指定されるらしいよ。しかも、朝から晩まで何でも自分のこと否定されて、精神力鍛えるんだって」と言っていたのが恐怖だった。
「ていうか、このエージェントがやってること、マルチ商法だよね〜」
さらっと言われたこの言葉が衝撃だった。今まで気づかなかったけど、私はマルチ商法にハマっていたのか。
今まで気づかなかった。(大事なことだから2回言った)
幼馴染の紹介ということで完全に信用していた私は、やっと目が覚めた。
ここで退会することを心に決めたが、一つ問題がある。
私はこのエージェントで、合同企業説明会を予約していた-----。
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