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不定愁訴。放置するとヤバい。

病気ではないけど「なんとなく体調が悪い」という主観的な様々な自覚症状。生活習慣やストレスが原因で不定愁訴は起こりますが、不定愁訴を放っておくと病気になるリスクや、知らないうちに病気が進行しているリスクがある。だからこそ、早期に解決すること。予防がとても大切です。

私は看護師として13年間病院に勤務してきました。
がん看護に携わり、終末期ケア、放射線治療・化学療法、手術室で働いてきました。患者さんは口を揃えて、もっと健康に気をつければよかったと言っていました。こんな大変な治療や手術をする前にできることはたくさんあるはずだ。私は病院を退職し、予防医学士として活動していくことに決めました。

本記事では
・不定愁訴とは
・不定愁訴の原因
・不定愁訴の解決方法
についてまとめています。

これを読んでいただいた方が少しでも、自分の体の声に耳を傾けられますように。大切な周りの人が大変な思いをする前に食い止められるように。
今病気を抱えている方も、悪化せず上手に付き合っていけるように。

不調は手放せます。
諦めないで、こんなもんかって済ませないで。
やれそうなことからできることはたくさんありますので、ぜひ最後までこの記事を読んでいただき、健康習慣を取り入れていきましょう!


不定愁訴とは

冒頭でも述べましたが、病気ではないけど「なんとなく体調が悪い」という主観的な様々な自覚症状。を総称した呼び方のことを言います。
例)
・頭が重い
・なんだかイライラする
・疲労感がとれない
・よく眠れない
といった症状が不定愁訴です。

厄介なのは、検査をしても客観的所見に乏しく、原因となる病気が見つからないのです。症状が安定しないため治療も難しく、周囲の理解も得られにくいのが不定愁訴です。
しかし、不定愁訴は身体で不調が起きている体からのサインであり、そのサインを放置することで病気に発展するリスクや、気付かぬうちに病気が進行していることがあります。
そうなると、病院に行かなくてはいけない、治療が必要、薬が必要という状況に陥ってしまいます。

私は看護師として13年間病院に勤務してまいりました。
抗がん剤治療、放射線治療、入院、手術など患者さんと関わりながら、こんな大変な思いをする前にできることはないだろうかと考え行き着いた先に、予防医学がありました。

現在は予防医学専門看護師として、病院を退職し、未病を防ぎ自分らしい人生を送るための、心と体の健康土台強化のサービスを展開しています。


不定愁訴の段階で早期解決していくことが、『予防医学』の基本的な考え方になります。

具体的な不定愁訴の症状

不定愁訴は、さまざまな症状を総称した用語です。
次のような症状が不定愁訴に含まれます。

消化器官
腹部のけいれん、腹痛、口臭、げっぷ、食後の膨満感、鼓腸、吐き気、口蓋後部のかゆみ、嘔吐

神経システム
不安神経症、錯乱、憂鬱、小児の注意欠陥、多動性障害、集中力不足、攻撃的行動、過敏症、情動不安定

筋骨格系
関節炎、関節痛、筋肉痛、だるさ

泌尿生殖器系
夜尿症、頻尿、尿意切迫、膣のかゆみ、おりもの、月経前症候群

呼吸器系
喘息、胸部不快、慢性咳、咽頭炎、鼻水、慢性副鼻腔炎

循環系
胸痛、不整脈、高血圧、頻脈

外皮系
アトピー性皮膚炎、にきび、爪と髪の痛み、ふけ、じんましん、ドライスキン、皮膚の蒼白、目の下のくま

その他
過食、慢性疲労、目まい、頭痛、不眠、吐気、むくみ、急激な体重変動、肥満、歯ぎしり

↑これらの症状が悪化した状態が病気です。

不定愁訴の原因

不定愁訴の原因
・心身のストレス
・不規則な生活習慣
・ホルモンバランスの乱れ
などによる自律神経の乱れがあげられます。

心身のストレスによる不定愁訴

不定愁訴の症状が現れた場合、日常的なストレスによる自律神経の乱れが原因となっている場合があります。
ストレスを受けることで、交感神経が制御する副腎皮質からコルチゾールが分泌され、同時に副腎皮質内でアドレナリンなどが分泌されます。
コルチゾールとアドレナリンが分泌されると、血液循環や代謝を上げて活動性を高めるため、それが一定水準を超えると、イライラ・不安感のような精神的な不具合から、慢性的な疲労やだるさ・頭痛やめまいといった身体的な不具合といった症状が現れます。

不規則な生活習慣による不定愁訴

不規則な生活習慣を続けることで、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病の原因になると共に、自律神経の乱れによる不定愁訴の原因にもなります。
ヒトの体の機能は、朝目覚めると交感神経が優位になり、夕方から夜間にかけては副交感神経が優位に働くようにプログラムされていることから、昼夜逆転の生活や慢性的な寝不足、寝る前にスマホの明るい光を浴び続ける、不規則な食習慣などを続けていると、生体リズムが狂って自律神経が乱れてしまいます。

更年期による不定愁訴

更年期障害やPMS(月経前症候群)による女性ホルモンのバランスの乱れが原因となり、不定愁訴の症状が現れる場合があります。

更年期には、どうしてもホルモンバランスが乱れることから、ほてり、めまい、気分の落ち込み、頭痛、コリ、冷えなどの不定愁訴が現れやすいため、ホルモンバランスを整える生活習慣を心がけることが大切です。

不定愁訴の解決方法

不定愁訴を解決するためには、自律神経を整える生活習慣に解決することが重要となります。
とはいえ、ストレスをためないように、仕事や人間関係を変えるという手段は非現実的なため、睡眠・食事(栄養)・運動といった手ごろに始められて、継続できることから解決していくのがおすすめです。

食事(栄養)

マーガリン、サラダ油、マヨネーズ、スナック菓子、インスタントラーメンなどトランス脂肪酸の多い食品や、過度な砂糖や塩分の摂取は控えましょう。
また、喫煙や過度なアルコールも交感神経を優位に働かせます。ストレスが溜まったからといって、喫煙したりお酒を飲んでしまうのは悪循環になってしまうので、なるべく控えましょう。
栄養の摂取基準については、厚生労働省が開示している『日本人の食事摂取基準値』を目指すのが理想です。


目標値の水準を満たすには、バランスを意識した食事に加え、高品質サプリメントを正しく摂取することが必要です。食事で賄いきれない栄養をサプリメントで補うことは、不定愁訴の解決においても重要です。

睡眠

睡眠の質をあげる方法として、次のようなポイントがあります。

  • 就寝3時間前には夕食を済ませる

  • 温かい飲み物を飲んで眠気をうながす

  • ぬるめの入浴でリラックスする

  • リラックスできる音楽を聴く

  • 朝食を食べ、夕食にはタンパク質を摂る

  • 寝る1時間前にブルーライトを浴びすぎない

  • 室温・光で心地よい空間を作る

上記のようなポイントに心がけてほしいものの、仕事が忙しいなどの理由で就寝3時間前の食事や、ゆっくり入浴することが難しい状況もあるかと思います。
その場合は、満腹になるまで食べないことや、音楽やアロマなど他の手段でリラックスできる環境を整えるなどして、出来る範囲から改善していきましょう。

運動

適度な運動はストレス発散効果や疲労による睡眠の質の向上や、入眠時間や起床時間が安定しやすくなります。
また、運動時は交感神経が優位になり、運動後はゆっくりと副交感神経が優位になりやすいため、自律神経の調整に効果的といえます。
ただし、激しい運動ではなく楽しく行える有酸素運動が効果的なため、気軽にできるジョギング・ウォーキング・サイクリング・スイミングなどの運動からはじめるとよいです。

その中でも私は『朝散歩』をお勧めします。
有酸素運動は、20分~30分程度継続して行うことで効果が得られるため、例えば電車通勤で一つ前の駅で降りて歩いたり、生活の中でできることはたくさんあります。ぜひ取り入れてみてください。

不定愁訴を解決したい方


一つでも不定愁訴に悩まされ、解決したいと考えている方は、気楽にこちら公式ラインへお問い合わせください。
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=660vpyoq

予防医学専門看護師として、延べ100人以上の相談にのり、解決策を講じてきました。不定愁訴の原因にあわせた解決策をオーダーメイドで、ご提案させていただきます。
気楽にお問い合わせください。

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