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【9-16】ミニマリストは愛着を超えてゆけ

タイトルにしている「ミニマリストは愛着を超えてゆけ」というのは、僕の行き着いた一つの結論です。

物を減らしたい・処分したい気持ちと、物に対する愛着・長く大切に使いたい気持ちは、いつでも二律背反な関係性にさらされていると思うんです。

自分の好きな持ち物が増える、身の回りにお気に入りが増える、なるべく好きなものを残そうとする...逆にいらないと思うものを少しでも減らそうとする、けれど気がつけば好きなものに囲まれていてものを減らそうにも減らせないという現実に直面する。

うーん、悩ましく喜ばしいけど、なかなかに厄介な問題なのである。

一つ一つの本や雑貨に関して、捨てるか捨てないかをその都度意志決定しなければいけないので、ただでさえ時間と判断力を要するのは周知の通りだけど、そこにお気に入りとしての時間・愛着という要素が入り込むと余計に意志決定に時間がかかってしまうんですよね...

だけど、悪いことばかりではなくて、そうやってうんうん悩んで時間をかけた上で残ったアイテムというのは、今まで以上に大切にしようという意識が芽生えるものです。

少しだけ盆栽の剪定に似ているなって思いました笑

で、ミニマリストの方、ミニマリストになりたいと考えている方、ミニマリストへの道を歩んでいる方は、日々この愛着との果てしない戦いに身を置いているのだなぁ...と思ってしみじみと感じておりました。

少数精鋭、選ばれし所有品、自然淘汰、トーナメント方式...ありとあらゆる選定を勝ち抜いてきて、残ったものだけがご主人の所有物として認められる厳しい世界...ただ、この物が溢れかえってる超物的社会には、そういうミニマリズム的な考え方やスタイルが多少なり必要なのかなとも思います。

僕も振り返ってみると、5年ほど前までは自意識が無かったのだけど、いつの間にか物を驚くべきほどに持っていたことに衝撃を受けました。笑

引越しの際に処分したり、メルカリでいらないものを売っていって少し身の回りがすっきりしたことが功を奏したのか、物を減らす楽しさみたいなことに気付いてしまったんですよね...そこからは意識的に物を少しでも減らそうという習慣が身についたような気がしてます。

ただ新しいものを一切買わないということではなく、一つ買ったら一つ捨てる、一つ増えたら一つ減らす...みたいに、最低でも今の所有量を超えないようにするというくらいの意識なのですが、どうしても本だけは難しい局面があります...くそう。

本...特に漫画はなるべく電子書籍に集約していこうと思っているのですが、書店で積本されているハードカバーや、面白そうな新書などを見かけるとついつい手が伸びてしまい、そのままレジに足を運んでしまうというスーパーコンボが発動するので、いよいよ最近は書店に行く回数制限でもかけようかと真剣に悩んでおります。

でも本って文化で、知識で、情報で、芸術で、作品で、文章で、表現方法なわけで...そういう一種のアーティスト的活動の作品に触れないようにしてしまうのって非常にもったいないと感じるわけですよ。

そういうわけで本ばかりはアナログ万歳、紙の本最高、書籍極上!というところは決して譲れない気持ちですね、はい。

さて、というわけで9月も最終日になってしまいましたので、一旦このn+1マガジンをリセットしようと思います...といっても消すわけではなくて、また10月からは1行文章からスタートするつもりですので、来月末には30センテンスのnoteがお披露目できることを願いながら、日々黙々文章と向き合っていく所存でございます、よろしくお願いしまーす!

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