NotebookML が変えた英語記事・英語情報を日本語で手に入れる方法を知る
Google が提供している NotebookML が日本語に対応した。前回のnoteでは、その有効性についてほんの少しだけ伝えている。
この1週間で、多くのメディアや個人が、同様に NotebookML の素晴らしさについて語っており、情報収集やレポート作成、読書体験など、様々な活動が従来とは異なる体験によって高度化される未来を感じさせてくれている。
NotebookML によって得られる未来について大いに期待しているのは筆者も同様である。哀しいかな、NotebookML を触れる時間を余り確保できていないがために、その真価を体験するには及んでいないが、軽く触っているだけでも驚きと利便性の高さを感じ、胸を躍らせている。
例えば、前回は日本語のウェブサイトの情報を PDF として獲得した後に記載内容を手軽に活用する方法を伝えたが、これは何も日本語のウェブサイトに限った話ではない。NotebookML はその仕様上、現在アップロードした情報を翻訳して欲しいといったオーダーには上手く答えてくれない。
だが、取り込んだ英文のウェブサイトの情報について、日本語で質問を行い、日本語で書かれている内容を取得するのは可能である。つまり、擬似的に内容を翻訳してもらえる。ここで読者は、「そもそも英語で書かれている内容に対して、適切な質問をするのが難しい」と思うかもしれない。
心配は要らない。NotebookML は、取り込んだ情報を元に、その情報に対して感じるだろう質問を提案してくれる。つまり、英語が全く分からずとも、自動的に提案してくれる質問を繰り返せば、本文に書かれている内容について日本語で教えてもらえるのである。
一般的な翻訳による読書体験は得られないが、質疑応答という形での新たな読書体験を得られるのだ。ともすると全文を読まなくて済む分、タイムパフォーマンスの良い体験と言える。もっとも Gemini 1.5 Pro によって提供される翻訳が一部の誤りもないほど正確と言えるかは定かでない。
事実、Google も NotebookML が出力する情報が正確とは限らない旨を様々な方法で伝えている。そのため、出力される内容を完全に真として信じてしまうのは決して好ましくない。だが、NotebookML のおかげで、これまで容易に得るのが難しかった他言語の情報を得る壁が薄くなったのは間違いない。
今後、AI によって言語の壁はどんどん薄く、低くなっていくだろう。その入口を垣間見る意味でも、NotebookML は重要な役割を担い、そして我々に多くの可能性を見せてくれる存在だと感じられる。読者の皆もぜひこの頼もしいパートナーを活用して欲しい。
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