【京都府】「玉の輿伝説」発祥の地⁉
「玉の輿」という言葉、もう死語なのかなと思うけど、この「玉の輿」の名の由来の地にわたしは偶然足を運んでいたんです。
そこは、京都西山に建つ「善峯寺」。
先日、京都東山に建つ「清水寺」に朝早く参拝して静寂の時間を味わえたことに気を好くして、「善峯寺」にも朝早くお参り。
土曜日にもかかわらず参拝者は本堂近くに数人ほどしかいない。
境内3万坪の回遊式庭園なだけに、散策している間に何人の参拝者に出会うだろうか?と思いながら歩く。
ほどなく、美しい菊の花に紅葉のトンネルの参道があり、「善峯寺奥の院 出世薬師如来」と書いた石柱が目に入る。
「清水寺」でも「出世大黒天」がお出迎えしてくださったが、出世に縁がないと思うわたしに天から京都市の東山と西山からお声がかかったような。。。😮
歩を進めると、一眼レフのカメラを持った女性が一人、また一人、と一人で参拝している女性3人と出会う。
出世の願いが目的?、それとも美しい景観だから?、と思いつつ約1時間の参拝(通常は30~40分)を終え、お寺を出て車の中で調べてみる。
善峯寺のHPには、「出世薬師如来の由来は、徳川5代将軍綱吉の生母桂昌院出生の由緒により玉の輿へと導いたという、開運出世のご利益を授かる」と。
さらに調べると、詳しいことがわかった。
桂昌院は、善峯寺の復興に貢献しながら71歳の時に歌を献じています。
善峯寺のご詠歌を詠むと、桂昌院は善峯寺に願をかけ自分を産んでくれた父親にどれほどまでに感謝しているかがわかります。
これが、「玉の輿」。
お玉が輿に乗って江戸に行き、どんどん出世していく話。
それも、父親への感謝、薬師如来への帰依があってこそ。
あの女性たちは「玉の輿」を願ってお参りしてたんですね。
美しい善峯寺の画像を掲載します。
最後までお読みいただきありがとうございました。