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昭和レトロな純喫茶「ひめりんご」と大田神社の天然記念物「カキツバタ」

ちょっとモーニングを食べようと隠れ家的な昭和レトロな純喫茶「ひめりんご」に行ってみた。

「ひめりんご」は、京都の上賀茂神社の北西、賀茂川の向かい側に昭和50年代に現在のマスターが夫婦で営業を開始した純喫茶。

芸能人もお忍びで行く知る人ぞ知る店、フルーツサンドが有名という噂を聞いたので行ってみた。

そして、コーヒーを飲んでいると隣に座っていた地方から来たお客さんが大田神社(上賀茂神社東側)の行き方を聞いていたことをきっかけとして、わたしは大田神社、香袋「いせき」、上賀茂神社に行くことになった。

純喫茶「ひめりんご」

御園橋西側から鞍馬街道を北へ上がると看板が見えてくる
外観もお洒落な一軒家のカフェ 駐車場も完備
ちょっと表から見ると花が咲き誇り、レトロな窓ガラスにレースのカーテン
入口 40年以上も前の時代を考えると当時から飛びぬけてハイカラなマスターだったんでしょうね
内観 入口に近いカウンターにはサイフォンや昔ながらのコーヒーカップにJAZZレコードでレトロ感満載、奥には赤いベルベット調の椅子でまた違う雰囲気の部屋
お待たせしました 昔から変わらぬ味、ブラウンパンの片側には生クリーム、もう一方にはイチゴジャムをうっすらと塗りイチゴにバナナにキーウィにパインなどとフルーツのオンパレード


大田神社の杜若かきつばた

「いずれアヤメか杜若かきつばた」という言葉もあるように、わたしは何度調べても菖蒲しょうぶとアヤメと杜若かきつばたの違いを覚えられない。ただ美しいことに違いはない。

それはさておき、大田神社は上賀茂神社東に約800mの場所に所在する摂社、だけど創建は上賀茂神社より古いと言う。
芸能上達、延命長寿、のご神徳があるので、芸能人が参拝に来るのかも?と勝手に推測(笑)

大田神社の杜若は、この地に1万年以前からあり昭和14年に国の天然記念物に指定されているほど見事でした。

大田神社の杜若 見頃を見極めるのも難しいというけど満開だった
杜若が満開なのと数日後に控えた葵祭の準備で大忙し?
上賀茂神社の神紋 フタバアオイ
おまけ:大田神社の門前には北大路魯山人生誕の地の石碑が。。。


香袋・匂い袋「いせき」

大田神社の参拝後、上賀茂神社へ向かおうとしたところ気になるお店があったので入ってみた。

井関家は、代々上賀茂神社に仕えていた社家。安永年間(1772-81年)から屋敷地は変わってないという。歴史の重みを感じます。

手作り 香袋・匂い袋 いせき
門をくぐるとここにも井戸にフタバアオイ
目を上に移すと端午の節句で兜が飾ってある
売り場のディスプレイは華やか 香りはスリランカ等から輸入した木々をお店のオリジナルでブレンドしているという どれも欲しくなる

今回は、純喫茶「ひめりんご」でお茶を飲むという目的で出かけたが、ひょんなことから天然記念物の杜若を見ることができ、また老舗の匂い袋のお店へ。さらに葵祭直前の上賀茂神社も見応えがあった。

京都もまだまだ隠れた名所がたくさん。インバウンド観光客のまだ知らない人の少ない場所を発見するのも楽しいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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