カーズから学ぶ最強の町おこし。
最近、2歳になったばかりの息子が、ヘロインを欲するレントンくらい「カーズ」を欲している。
「カーズ」とはまだはっきり言えず「カージュ」になっていているのが可愛い..
ふと、思い立って、DVDを車好きの息子のために、ツタヤで借りて来たのがきっかけなのだが、最初見たときのリアクションは雷に打たれた様な衝撃で、文字通りカージュの主人公「ライトニングマックイン」の「カチャオ!!」をノーガードで喰らっていた。
返すまで一週間、1日2回は観た...つまり14回観た...
私も、半分は一緒になって観ていたので、すっかりカージュファンになってしまった。
そして、何回かカージュを見る中で気付いたことがある。
「これ、町おこし映画やん、、」
という事。
急だな.....
ちょっと待て...一回、粗筋を確認しよう。
カーズは1台のレーシングカーがたくさんの車たちに出会い、人の優しさや温かさに触れ、大切なものに気が付いていく物語。
うん....
それは、分かるんだが.....
「って言う町おこし映画でしょ?」
実はカージュという映画は、序盤と終盤はマックイン達の派手なカーアクションが見ものなのだが、中身は、ほぼラジエータースプリングスの「町おこし」映画なのだ。
町おこしや、ローカルビジネスなどをやっている方は、必見でしかない。
やり方は、かなりシンプルでストロングスタイルなので、あまり参考にならないかもしれない....
が、一番手っ取り早いのは間違いない。
説明するので、こっから意識高めのnoteらしい記事にシフトしていく....
題してぇ〜
「カーズから学ぶ最強の町おこし」
目次
1 町にインフルエンサー住まわせろ
2 町からインフルエンサー輩出しろ
まず、イメージしやすい様に、ルート66のラジエータースプリングスが地方の寂れた商店街だとしよう、そして山をぶっちぎって作られた高速道路が、その地域にいきなり現れたイオンだ。
当然、デートや家族でのお出かけはもっぱらイオンになり、商店街は寂れていく、、
かくいう、私の地元もそんな感じで、良い「物」や「人」や「事」は沢山あるのに、知名度は無く人もあまり来ない。
しかし、カージュではラストシーンで、わんさか人々がラジスプ(いきなり略すなし)に集まり、カージュ2では、立派な観光地と化している。
ハドソンホーネットさん...めっちゃ成功してますやん.....
1 町にインフルエンサーを住まわせろ
ラジスプの町おこしの成功における、一番の要因は何と言っても
マックインがラジスプに本拠地を構えた事にある。
非常にシンプルなやり方だ、その時点でラジスプは熱狂的マックインファンの聖地に認定され、ファンが詰めかける。
つまり、インフルエンサーを町に住まわす事により人を呼ぶ、というやり方だ。
ラジスプ自体、もともと腕の立つ職人や、良い物があるので、お客さんの満足度も高く、リピーターもしっかり付くというシステム。
しかし、このインフルおこし(略すなし)、並大抵のインフルエンサーでは出来ない、実際、弁護士のサリーというポルシェが町おこしを試みていたが、マックインが来るまで、全く上手くいっていなかった。
サリーが、地方のテレビやラジオに出ている様なローカルのモデルだとして、インスタのフォロワーが2万人くらいだとしよう、やはり地方の有名人では全国から人がわんさか来てはくれないと思う...
しかし、マックインはどうだろうか?マックインはカージュの世界線におけるスーパーインフルエンサーだ、我々の世界線だったら.....
若くて....早くて.....少し生意気....
あっ!!
ジャスティンビーバーだろう!!
完全にジャスティンだ!
ランボルギーニで事故ったりしてるし!ステッカー(タトゥー)も沢山入ってるし!ピコ太郎の件も......
って!.....待て....焦るな!!
例えが日本の商店街だから、菅田将暉か米津玄師にしとこう。
菅田さんがインスタのフォロワー65万人、米津さんが110万人だ、50万もいれば誰もが知っているインフルエンサーだろう。
菅田さんはツイッターで300万人フォロワーがいるので、審議の結果、菅田さんを「仮マックイン」に認定する。
カチャオ!どころの話じゃねえなこりゃ!!
つまり、寂れた商店街に菅田さんを住まわす事が出来れば、町おこしが成功するというシナリオが描ける....
あとは、ハニートラップとか、映画のロケで来た時にあり得ん過剰接待するとかして菅田さんを住まわすだけなのだが...
一番良いい方法は、菅田さんが仕事で行き詰まってしまった時に、自分探しの旅に出掛けると仮定して、どうにかして自分の町に誘導し、町の人との交流を通して、自分を取り戻す。
そして、仕事に復帰し大成功、町の人と仲良くなったので、その流れで町に住み着く、というのが理想だ。
これで、菅田さんのファンが町に押し寄せ、難なく町おこしが成功する、あとは菅田さんとの関係を良好に保ち続けるだけだ。
2 街からインフルエンサーを輩出しろ
このインフルエンサーおこしの第二の手段として、町全体でインフルエンサーを育成し、その町からインフルエンサーを輩出するというやり方がある。
マックイン並みのスーパーインフルエンサーを輩出するとなると、ハードルが鬼上がるが、マックインをレーサーのインフルエンサーと捉え「アスリートのインフルエンサー」を輩出する、と考えれば希望は見えて来る。
今回の仮マックインは羽生結弦だ、羽生さんはSNSはやっていないものの、オリンピックのメダリストという鬼強の肩書きもあり、日本人の誰もが知っているインフルエンサーに間違いないだろう。
羽生さん並みのアスリートを町全体で育てるには、幼少期からありとあらゆる可能性を広げなければならない、あの日本の超有名サッカー選手「キャプテン翼も」サッカーのサの字も分からない幼少期から「ボールは友達」という事で、サッカーボールを与えられていた。
つまり、メダリスト並みのトップアスリートを育成するためには、その種目で使うアイテムを、生後間もない時期から与える事が絶対条件となる。
フィギアなら、スケート靴とスパンコールの衣装並みにドレッシーなオムツ、野球なら、ボールとバッド、ピチピチのアンダーアーマーのインナー、バドミントンなら、ラケットと全ての衣類をヨネックスで揃える、などだろう。
そして、親がアイテムの名前を言いながら「〇〇は友達」と擦り込んでおけば、翼君方式で自動的にトップアスリートは誕生する。
後は、輩出したアスリートインフルエンサーのファンの方が押し寄せた時に、しっかりと良い物やサービスが提供できれば、町おこし成功だ。
まとめ
この、カージュから学んだインフルおこし、突拍子も無い様に感じて、実は非常に理にかなっている。
考えれば、考える程に合理的で、成功率の高いやり方だ。
しかし、前提として、町に良い「物」や「人」や「事」がある事、そしてそれを町の人たちがしっかりと自覚して強みだと思っている事が非常に大切だ。
そこが無ければ長続きしない、ラジスプは元々そこがあったから、カーズ2で立派な観光地になっていた。
私の住んでいる町は、美味しいイチゴと、豊かな自然、優しい住人達が魅力的な町だ、いつか多くの人達がこの町に足を運んで欲しいと思っている
ぶっちゃけると、私は密かに、この町のマックインになりたい....いや..なってやろうと企んでいる。
カージュを見て、こんな気持ちになるなんて驚きだが、何にでもヒントは転がってるもんだ...
息子にマックインのトミカ買ってやろう。
ぽやしみ。
SHOKUROは
「農業にエンターテインメントを。」という想いの元、農業を軸に、Podcast、note、ダンス、イラスト、など様々なエンターテインメントを発信しています。
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